結論
- 学歴が高ければ新卒採用で有利ではあるが、学歴だけでは結局高待遇の会社に入れないから
- 学歴が高ければ会社で昇進しやすいが、そもそも会社内で昇進しようという発想がオワコンだから
- 学歴は、転職活動でも第一印象くらいにしか役に立たないから
- 大学・大学院はリターンが小さいわりに、コストが大きいから
- プログラミングやブログ、Youtubeは時間をかければかけるほど資産になり、お金になるから
- プログラミングやブログ、Youtubeはリターンが大きいにも関わらず、コストがほとんどかからないから
学歴がオワコンである理由
理由その1:高学歴が役に立つのは新卒採用の時のみだから
新卒採用において、高学歴は確かに強いです。なぜなら新卒採用は、即戦力ではなく、いかに将来成長をしそうかというポテンシャルで判断するためです。
ただ、そもそも今時大手企業に入社することが吉かというと甚だ疑問です。
後ほどにも説明しますが、大手企業に入っても、将来に役立つスキルが特に得られないばかりか、給与も大して高くないです。(23歳から30歳だとだいたい月収25〜35万円ほど)
一体、何のための高学歴なんでしょうか?
正直、学歴だけで就職できる会社に、高待遇な会社は存在しません。
そのため、もし将来的に稼ぎたいという思いで受験勉強を頑張り、高学歴を得ようとしているのなら、プログラミングを勉強してエンジニアになった方がよほど市場価値が高い人材になり、高収入が見込めます。
合コンや街コンで高学歴をアピールしたいなどの理由があれば別ですが、もし高年収を狙って高学歴を目指すのなら、学歴はあまり意味をなさないでしょう。
理由その2:高学歴は会社で昇進しやすいが、はした金に過ぎないから
高学歴であるほど、一般的には会社で昇進しやすいです。
中小企業、そして特に大企業での昇進する基準は、基本的には「能力」が一番大事ですが、その「能力」は「学歴」とほぼイコールで結びつけられることが多いので、結果的に学歴が高い人が昇進しやすくなっています。
その辺の中小企業や大企業は、外資系コンサルティングファームや外資系投資銀行などとは違って、大きな仕事を大勢の人で役割分担してプロジェクトを進めていくため、任される仕事が小さいのです。
そのため、小さい仕事をちみちみしているだけでは、その人の本当の実力や成果が測りづらく、結果的に年齢が上がっていくにつれて、「学歴が高い人の方が優秀だろうから、昇進させておこう」ということになるわけです。
「昇進しやすいなら、学歴はあった方がいいじゃん」と言う人もいるかもしれませんが、今時会社で昇進すること自体がオワコンです。
例えば自分の会社の場合、「平社員」→「主査」→「課長」→「担当部長」→…と続いていきますが、それぞれの役職から昇進するためには、6〜8年ほどかかります。
実力云々の話ではなく、そのような社内システムになっており、早々に昇給していくのは不可能なのです。
そして、6〜8年かけてやっとこさ昇進したとしても、月収は10〜20万円ほどしか上がりません。割に合わなさすぎですよね。
これが、会社で昇進することの価値のなさ、つまりは学歴が不要である理由の1つ目です。
理由その3:学歴が高くても、転職活動時においても役に立たないから
自分は2019年11月から12月にかけて、現在勤めている大手通信会社からWeb系自社開発企業へのエンジニア転職活動を行いました。
転職活動時に感じたのは、確かに履歴書に「京都大学」と書いてあると、初めの反応はいいのですが、それはあくまで初めだけです。
学歴が高いと言うのは、単に「第一印象がいい」というだけでそれ以上でも、それ以下でもないのです。
結局は、面接時の志望動機や今後のビジョンなどの受け答えや、その人が持っている「スキル」を基準に合否が下されます。
したがって、学歴が高くても決して転職活動が楽になるなんてことはありませんので注意してください。
中途採用は、新卒採用とは違い、ポテンシャル採用ではなく、会社に貢献してくれる即戦力を求めています。
そのため、会社の即戦力の指標にならない「学歴」は何の役にも立たないという事になります。
以上が、転職活動時において学歴はほとんど役に立たない理由です。
理由その3:大学・大学院はリターンが小さいわりに、コストが大きいから
高学歴であっても意味をほとんどなさない世界において、大学に通う価値は小さいにも関わらず、とにかく学費がかかります。
国公立であっても、入学料25万円+学費4年分200万円=250万円がかかります。
さらに大学のために下宿をするとなると、家賃7万円で4年間賃貸すると336万円必要となる。
学費と下宿代を合わせて586万円必要となります。(※私立大学の場合は、学費が倍近くになり合計で1000万円ほど必要となるでしょう)
見返りが小さいにも関わらず、大学を卒業するだけで「586万円という金銭的コスト」と「4年という時間コスト」がかかるというのは、どう考えてもわりに合わないです。
プログラミング・ブログ・YouTubeを頑張るべき理由
理由その1:頑張れば頑張るほど、自分の大きな資産になるから
これまで書いてきたように、今時高学歴は役に立たないです。
そのため、私が強くオススメしたいのは、受験勉強を頑張るエネルギーをそのまま「プログラミング」「ブログ」「Youtube」に向けることです。
これらは頑張れば頑張るほど、あなたの資産となって手元に蓄積されていきます。
このことを「プログラミング」「ブログ・Youtube」に分けて、説明していきます。
プログラミング
プログラミングを勉強して、将来的にエンジニアとしてキャリアを積めば積むほど、如実に高単価になっていきます。
これは、エンジニアの需要に対して供給が全く追いついていない状態だからであり、特にスキルのあるエンジニアは会社で重宝されるからです。
どのくらい高単価になるかというと、実務経験3年ほどで年収1000万円以上を狙うことも可能です。
未経験でもフリーランスエンジニアとして月収40〜60万円を安定的に稼ぐ人もいるくらいです。
とにかく、プログラミングは勉強すればするほど、自分の市場価値の向上に直結するため、その努力は全て自分の資産になるといっても良いでしょう。
ブログ・Youtube
質の高いブログ記事を書き続けると、アフィリエイトによる収入やGoogleアドセンスによる収入が大きくなっていきます。
そして一度記事を書いてしまえば、後はネット上に公開され続けているので、放置しておくだけで、あなたの代わりに働いてくれ収入源となってくれるでしょう。
また、Youtubeについては広告収入となりますが、ブログと同様のことが言え、動画の投稿数を増やせば増やすほど、自分の代わりに働いてくれる資産になってくれます。
理由その2:リターンが大きいにも関わらず、コストがほとんどかからないから
大学に通うためには580万円〜1000万円が必要でしたが、一方でプログラミングやブログ、Youtubeを開始するのにはほとんどお金はかかりません。
プログラミング
プログラミングを学習するには、Progateやドットインストールのようなオンライン学習サービスを利用する方が多いです。
これらのサービスは月額たったの1000円です。
また、プログラミングスクールに通う場合でも20〜50万円に収まります。
先ほどの大学に必要な費用と比べれば、かなり良心的ですよね。
プログラミング学習に関しては以下の記事にまとめたので、もし興味があればご覧ください。
ブログ
ブログを始めるには、サーバー代とドメイン代、またWordPressを使うのであればテーマの購入代がかかります。
今は何のことか分からないと思いますが、ブログを開設するのに高くても1万円円ちょっとだけです。
Youtube
Youtubeを始めるのに費用はかかりません。初期費用0で事業を始められるものなんて他にはなかなかありません。
自分もYoutubeの甘い蜜を吸うために、チャンネルはすでに開設済みですが、2020年の4月から本格的に動画投稿をしていこうと思っています。
まとめ
最後にもう一度、本記事をまとめておきます。
- 学歴が高ければ新卒採用で有利ではあるが、学歴だけでは結局高待遇の会社に入れないから
- 学歴が高ければ会社で昇進しやすいが、そもそも会社内で昇進しようという発想がオワコンだから
- 学歴は、転職活動でも第一印象くらいにしか役に立たないから
- 大学・大学院はリターンが小さいわりに、コストが大きいから
- プログラミングやブログ、Youtubeは時間をかければかけるほど資産になり、お金になるから
- プログラミングやブログ、Youtubeはリターンが大きいにも関わらず、コストがほとんどかからないから