副業で稼ぎたいならクラウドソーシングは使うな
副業が流行っている中、今大勢の人がプログラミングや動画編集などのスキルを身につけようと頑張っています。
スキルが身についた後、案件を取りに行くフェーズになると、初心者の人は無思考にクラウドソーシングを使いがちです。
確かにクラウドソーシングは便利なプラットフォームではありますが、よく考えるとデメリットしかないことに気がつきます。
せっかく勉強して身につけたスキルを最大限生かすためにも、効率的に案件を取りにいかなければいけません。
そこで今回は、なぜクラウドソーシングを使ってはいけないのかという理由について、まとめていきます。
理由①:手数料が取られるから
クラウドソーシングを使うべきではない理由の一つ目が、手数料を取られるからです。
取られる手数料の金額は、プラットフォームによって変わりますが、だいたい5%〜20%のところが多いです。
ランサーズのように、報酬金額に応じて、段階的に手数料が変わるところもあれば、Shuftiのように一律で10%というところもある。
もし、月に30万円分をクラウドソーシングで稼いだとしたら、手数料はプラットフォームによりますが、だいたい4万円くらいは持っていかれます。
4万円なんて、自分の1ヶ月の食費を全然まかなえるレベルですからね。
これは許せないです!
手数料ががっぽり取られる代わりに、簡単に案件が取れるなら許容できますが、理由の二つ目で話すように、基本ライバルが多く激戦区であるため、簡単に案件が取れるとは言い難いです。
もはや、クラウドソーシングを使うメリットがどこにあるのかがわからなくなってきます。
手数料が10%の場合、同じ案件を10個こなしたとしたら、そのうち一回が完全にタダ働きになります。
10個の案件をこなしたのに、9個分の報酬しかもらうことができません。
これは非常に勿体無いです。
税金の天引きと同じで、手数料をあまり気に留めない人が多いですが、チリも積もれば山となります。
年間で100万円稼いで、そのうち15万円〜20万円が手数料として取られたらと思うと、手数料が急に憎たらしくなってくるはずです。
一つ一つの小さな報酬金額で考えるのではなく、年間で稼ぐ金額から、自分がどれくらい手数料として取られているのかを一度考えてみるべきです。
理由②:ライバルが多いから
クラウドソーシングを使うべきではない理由の一つ目が、ライバルが多いからです。
プラットフォームを使用するメリットは、「手数料が取られる代わりに簡単に自分の目的が達成できること」というのが通常です。
今回の場合であれば、「簡単に案件が取れる代わりに、手数料が取られる」という具合ですね。
これならばクラウドソーシングを使うメリットが出てくるんですが、クラウドソーシングの場合は、手数料が取られる上に、案件も取りにくいという地獄絵図になっています。
何かのスキルを身につけた初学者や駆け出しは、全員がクラウドソーシングに集まってくるので、一つの案件に対する倍率がかなり高い傾向にあります。
もちろん、色々な案件があって、全ての倍率が高いという訳ではありませんが、プログラミングとか動画編集などの人気の副業ほど、倍率は宝塚並みに高くなっています。
Web制作案件などでは、一つの案件に対して50〜70人が集まっているなんてこともざらにあります。
もうこれは案件の醜い取り合い、バチェラー状態です。
これでは、案件に取り掛かる前に体力をかなり消耗してしまいます。
理由③:トラブルが起きやすいから
クラウドソーシングを使うべきではない理由の三つ目が、トラブルが起きやすいからです。
クライアントワークをしていれば、どのような手段を取ろうとも、このリスクは避けることはできないですが、クラウドソーシングの場合は、特に地雷が多めです。
自分が依頼している仕事の分野について疎いパターンが多く、受注者が振り回される可能性が高くなったりもします。
仕様を気分で変更してきたり、なかなかお金が振り込まれなかったり、専門的な会話がスムーズにいかなかったり。
とにかくコミュニケーションコストが、通常よりもかかってしまいます。
クライアントワークにおいて、コミュニケーションコストがどれくらいかかるかが、受注者としてはコストパフォーマンスに大きく関わってくるので、地雷ばかりのクラウドソーシングは使用しないほうがいいでしょう。
理由④:報酬金額が低いから
クラウドソーシングを使うべきではない理由の四つ目が、報酬金額が低いからです。
クラウドソーシングプラットフォームは、駆け出しの方や、隙間時間にお小遣い稼ぎをしている人の利用者が比較的多いため、かなりカモられる報酬金額を設定されていることが多いです。
受注者側も、直に営業した場合の案件相場を知らない人が多いため、たとえ相場よりもかなり報酬金額が安かったとしても、「この金額でいっか」となってしまいます。
たとえば、LP制作の案件でいうと、クラウドソーシングで探してみると、1万円をきっているものもたくさんあります。
しかし、自分で営業して案件を取った場合は、3〜8万円ほどもらえるのが通常です。
これはかなりカモられすぎです。
無知な人はいつだってカモられるのです。
また、受注者だけではなく、発注者側もその分野のリテラシーが低いことが多いので、まともな報酬金額を設定してくることなんてほとんどないです。
リテラシーが低い発注者と受注者が集まってくるのが、クラウドソーシングのプラットフォームです。
そんなプラットフォームで、健全な取引がなされるわけがありません。
クラウドソーシングは、発注者が案件を募集して、大量の受注者が集まってくるわけですから、完全に発注者が優位に立つようなプラットフォームです。
そんなところで戦ってはいけません。
無駄に体力を消耗している場合じゃないです。
最後に
ここまでで、クラウドソーシングのプラットフォームを利用すべきではない理由について4つまとめてきました。
- 手数料が取られるから
- ライバルが多いから
- トラブルが起きやすいから
- 報酬金額が低いから
まだまだデメリットはあるかもしれませんが、パッと思いついたものを列挙しただけでも、クラウドソーシングを使う価値がもはや見出せないです。
先ほども言ったように、クラウドソーシングは、完全に発注者側が有利なプラットフォームです。
まさに猿山に投げ込まれた餌を必死に奪い合う猿や、池に投げ込まれた餌を必死に奪い合う鯉と全く同じ状態です。
クラウドソーシングを使ってはいけないなら一体どうすればいいのか。
それは、自分で営業をすればいいだけです。
自分で営業さえすれば、
- 手数料は取られない
- ライバルも少ない
- トラブルも起きにくい
- 報酬金額も適正
- プラットフォームがなくなってもノーダメージ
と、クラウドソーシングのデメリットを全て解消することができます。
案件を獲得するための営業方法やポートフォリオサイトの作り方に関しては、以下の記事にまとめているので、こちらも合わせてご覧ください。
上記メリットに加えて、プラットフォームに依存せずに、自分で営業して案件を獲得する力を身につけておけば、今後様々なことに横展開できる強力な武器になります。
営業ノウハウをコンテンツ化したり、誰かをコンサルしてあげたりもできます。
また、自分で営業をすると、自分でビジネスをする感覚も少しずつつかむことができてきます。
そして、将来的に法人向けに何かをしようとしたときに、この営業力は必ず役に立ちます。
自分で営業することは、本当にいいことづくしなので、すぐにプラットフォーム依存から脱却したほうがいいでしょう。
- 手数料を取られるから
- ライバルが多いから
- トラブルが起きやすいから
- 報酬金額が低いから
今回の内容については以下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください^^