なぜマーケティング寄りの私がエンジニアに転職してWeb開発案件にジョインしたのか
今回は、マーケティング寄りの自分がなぜエンジニアに転職して、Web開発案件にジョインしたのかについて話していきます。
最近、自分は皆さんご存知の通り、プログラミングの中でも、Web開発と言うよりは、Web制作とマーケティング寄りの発進が多くなっています。
こういう発信をしていると、たまに「なんでYUJIさんはエンジニアに転職したんですか?」という質問をいただきます。
この質問はごもっともです。
Web制作とかShopifyのようなNoCodeプラスマーケティングで稼いでいこうと思ったら、自社開発企業はおろか、別にWeb制作会社にも転職する必要なんて1mmもありません。
Web開発の道に進みたいのであれば、エンジニアに転職して実務経験を積むことはマストですが、Web制作方面に進む人は、転職する必要はありません。
Web制作方面では、Web開発と違って、それほど高度な技術は求められないので、現場での実務経験なんてなくても、ちょっと営業をかければ余裕で仕事をもらえるからです。
年間契約のように、長期的に仕事をもらっている人もたくさんいます。
この転職しなくてもいい。すぐにフリーランスになれて、なおかつリモートワークもできるというのが、Web制作の一番の旨みです。
だったら、自分はなぜエンジニアに転職して、わざわざWeb開発の経験を積んだんだとという疑問がわくのは当然なんですね。
答えを言っちゃえば、単純に自分が無知だったからです。
2019年末、転職活動をしていた12月ごろの自分は、エンジニアに転職して、実務経験を1〜2年積んで、Web開発案件にジョインできるエンジニアが最強だと盲目的になっていたからです。
2019年は、コロナが来る前ですから、今よりもエンジニアに転職して、Web系エンジニアになることがブームになっていたわけです。
当時の自分も、おそらくこのチャンネルをみてくれている大半の人と同じように、「プログラミングが全て」「エンジニアに転職するのが最強」だとばかり思っていました。
あれだけTwitterやYouTubeで、大手のスクールや影響力のあるインフルエンサーがエンジニアに転職するのが最強と言っていたものですから、自分もまんまと洗脳されてしまっていたわけです。
とにかくWeb系エンジニアというのは、消費者を口説き落とすために使える誘惑ワードが多いのです。
- これから人工知能の波が来る
- 実務経験を数年積んだだけで単価60万円以上のフリーランスになれる
- そのうちリモートワークもできて、自由な働き方ができるようになる
どれもその通りなのですが、重要なことがうまく隠されながら、美味しいことだけ伝えられているから、1年前の自分を含め、多くの人はWeb系エンジニアが最強だと勘違いして、転職を目指すことになります。
まさに自分が盲目的になっていた経験があるので、今エンジニアへの転職を目指している人の頭の中がどうなっているかは手に取るようにわかります。
エンジニアに転職すると、美味しいことだらけに見えますが、実際は日々かなりの勉強量をこなさないといけなかったり、職業柄、ブリリアントジャークと言われる性格が悪い人が多めだったりして人間関係に苦労することが多いです。
実務経験を数年積んだら月単価60万円以上のフリーランスになれるという点も、冷静になってほしいのですが、数年かけてたった60万円ですよ?笑
しかも、完全リモートというわけではなく、しばらくはどこかの会社に常駐して働くことが多いです。
となると、数年かけて実務経験を積んだとしても、月収60万円の会社に出勤して働くサラリーマンとそれほど変わらないわけです。
しかも、普通のサラリーマンと違って、日々かなりの勉強量をこなさなければいけないという、重い足かせが付いている状態です。
これは、自分が投下する時間の長さと労力とお金に対するリターンとしては、あまりにも小さすぎて、美味しくないですよね。
数年かけて、会社に常駐する月収60万円のフリーランスでは、人生のテンポも遅すぎます。
もちろん、エンジニアという仕事をしたい人にとっては、コスパとか人生のテンポなんて考えなくてもいいですが、あくまで早く金銭的自由と時間的自由を得たいと考えている人にとっては、エンジニアへの転職は合理的に考えて間違っています。
自分は、このことに気がつくのが遅すぎて、それに気がつく前に転職をしてしまったから、自分の日頃の発信内容と、転職をしたという事実が矛盾しています。
とはいっても、今となっては少しは視座が高くなって色々なことがわかるようになったし、色々な景色も見え始めましたけど、やっぱり、Twitterも始めたばっかりで、プログラミングも勉強し始めたばっかりだった当時の自分にとっては、Web系エンジニアが全てではないという考え方を持つのはかなり難しいですよね。
あの頃は、自分の中ではできる方だと思っていましたが、やっぱり世間的に見れば、視座は低い、関わっている人もヘボいし、見えている世界もかなり狭い状態でしたから。
この一年ちょっとの間、とにかく自分は行動してきたし、発信しまくってきました。
色々な人と会って、ビジネスのこと、これからの副業やフリーランス界隈での動きについて話しました。
色々な講座も受講しました。中には50万円を超えるものもありました。
その結果、一年前の自分より、色々なことがわかるようになりました。
見える景色も広がりました。
1億、10億と稼ぐ人と比べたらまだまだですが、それでもそれなりに視座は高くなってきました。
その結果、自分が行き着いたのは、今動画でも主張している、「下請けスキル2、マーケティングスキル8の法則」です。
プログラミングに限らず、動画編集でもなんでも転職して、ガチガチにスキルを高めるよりも、下請けのスキルの勉強は2くらいにして、残りの8であるマーケティングをがっつりと勉強した方が、確実に収入が上がっていくことがわかりました。
実際に自分が実践済みです。
そして、自分が知っている限り、月に数百万円以上稼いでいる人は、だいたいこの割合で勉強しています。
もし、自分がこのことにもっと早く気が付いていれば、当然のことながら、エンジニアへの転職は絶対にしていません。
こんなことを発信している人は、TwitterでもYouTubeでもいまだにいないですからね。
発信者たちは、例外なく優秀なマーケターばかりで、本人たちはこの割合で勉強して稼いでいるのに、誰もこのことを教えてくれないんですよね。
発信者からすると、がっつりプログラミングの勉強をさせたり、エンジニアに転職させた方が儲かるからです。
どことは言わないですが、ゼロからプログラミングを教育したあと、転職活動までサポートして、大量に現場にポンコツエンジニアを送り込んでいるスクールはたくさんありますよね?
そのようなスクールにとっては、その人の人生なんてどうでもよくて、とにかくプログラミングを勉強して転職することが全てという価値観教育をした方が稼げるからそうしているわけです。
その結果、多くのエンジニアを採用する会社は、ポンコツ駆け出しエンジニアばかりが市場に溢れかえって、今かなり困っていますよね。
過去の自分も洗脳されていて実際に転職した身なので偉そうなことは言えませんが、大半の人はうまいセールストークにやられて、ほいほい転職までしてしまうわけです。
実際に転職したからわかりますが、エンジニアとして現場で働くのは、本当にプログラミングが好きで、なおかつ日々の勉強も刺激的で楽しいという感覚を持っている人以外は、かなりしんどいですからね。
それに加えて、嫌な奴がいて、人間関係もよろしくなかったら、もう鬱確定です。
スクールとかインフルエンサーは、そうなる可能性があるのをわかりながら、巧みにセールストークして、どんどんとプログラミングの教材を売りまくって、転職までさせるわけです。
自分は、プログラミングを勉強することをかなり押してはいますが、今となっては転職はオススメしていないです。
転職するのに、時間も労力もかかる上に、案件ガチャや人間関係ガチャで当たりを引かないといけないというリスクがあって、そんなリスクに皆さんを晒すわけにはいかないからです。
だからこそ、ほとんどのインフルエンサーがやっていることを正直に話して、その道を皆さんにも歩いて欲しいと思っています。
つまり、Web制作ができるくらいにプログラミングを軽く勉強したあとは、がっつりマーケティングの勉強をして稼いで欲しいということです。
法人案件でもそれなりに稼ぐことはできますが、最終的に、そのマーケティングスキルを生かして、自分で商品を作って販売することができれば完璧です。
ほとんどのがっぽり稼いでいるインフルエンサーが歩いている道はこれです。
もちろん、プログラミングの部分が、動画編集やライターや物販に置き換えてもいいです。
そうすると、周りのインフルエンサーを観察してみたときに、確かにそうだなと思うはずです。
エンジニアに転職しても、優秀な下請け労働者になるだけで、決してお金持ち、時間持ちになることはありません。
常にお金を稼いでいる人をよく観察して、どうやって稼いでいるのかを分析してみてください。
その中に、がっつりプログラミングだけをやって稼いでいる人はいますか?動画編集だけをやって稼いでいる人はいますか?
そんな人いないです。原理的に無理だからです。
だったら、我々も本当にお金持ち、時間持ちになっている人の真似をしようじゃないかということです。
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