【京阪戦争】京大と阪大を徹底比較!
今回は、西日本のツートップである京都大学と大阪大学を徹底的に比較していき、結局どちらの方がすごいのかをまとめていきます。
前回の東大と京大の比較動画でも言いましたが、東大や京大、阪大くらいのレベルになると、多少の優劣はついたとしても、他の大学からみたら誤差みたいなものなので、各々の条件にあった大学を選べばいいと思います。
西日本だけでみると、やっぱりNo.1は京大で、その次が阪大や九大あたりになっています。
九州大学も入れても良かったのですが、今回は関西対決ということで1対1のタイマンにしました。
世間的には、阪大よりも京大の方が上みたいなイメージがありますが、分野によっては阪大の方がレベルが高いというのも多々あります。
今回も東大と京大の比較の時と同様、京大と阪大を色々な項目で比較してみて、それぞれの得意分野を探っていきます。
関西の偏差値が高い諸君達は、京大か阪大かのどちらかに進学する人が多いので、もし迷ってる人がいたら、本記事を参考にしてください。
ちなみに今回の比較項目は、東大と京大の比較の時と同様の項目を使っていきます。
そのため、今回は京大と阪大を比較しますが、興味のある人は間接的に東大と阪大の比較もしてみてください^^
受験の難易度
1つ目の比較項目は、受験難易度です。
受験難易度については、京大の勝ちです。
ひとまず、ずらっと京大と阪大の偏差値を以下に並べてみます。
● 京大
- 医学部 偏差値:62.5〜70.0
- 法学部 偏差値:67.5
- 経済学部 偏差値:67.5
- 文学部 偏差値:67.5
- 総合人間学部:67.5
- 教育学部 偏差値:67.5
- 理学部 偏差値:65
- 薬学部 偏差値:65
- 工学部 偏差値:62.5〜67.5
- 農学部 偏差値:62.5〜65
● 阪大
- 医学部 偏差値:57.5〜70.0
- 法学部 偏差値:65.0
- 経済学部 偏差値:65.0
- 文学部 偏差値:65.0
- 人間科学部:65.0
- 外国語学部 偏差値:57.5〜62.5
- 理学部 偏差値:60.0〜62.5
- 歯学部 偏差値:62.5
- 薬学部 偏差値:62.5
- 工学部 偏差値:60.0〜62.5
- 基礎工学部 偏差値:60.0〜62.5
偏差値をみてみると、やはり京大の方が全体的に2〜5くらい偏差値が高い感じですね。
受験者のレベルが京大の方がどうしても高くなるので、京大の方が偏差値が高くて当然ですね。
兵庫県の灘高校とか大阪の北野高校、京都の洛南高校などのスーパーエリート達のトップ層は、やはり阪大でなく東大か京大を受験するので、阪大はライバルのレベルはそこまで高くない気がします。
試験の傾向については、実際に京大と阪大を受験した経験があるのですが、数学が特に違うなと個人的には感じました。
数学については、京大はIA、IIBからの出題が多めで、阪大は数IIIもがっつり出してくるイメージです。
京大は数列、ベクトル、確率あたりは本当に好きです。
阪大は自分が受験生だった当時は行列、三次函数系の問題がかなり多かった印象です。
最近の過去問はちゃんとみてないので、もし傾向が変わっていたら、ぜひ教えてください^^
そのほかの英語、物理、化学については、個人的にはほとんど違いは感じなかったですね。
物理については、京大も阪大も、公式を覚えているだけではまず解けないですね。
公式を自分で微分積分使って、導出できるくらいに理解しておかないと、この両大学の物理は解けないです。
東大や京大や、阪大くらいレベルの高い問題を解くのってめちゃくちゃ楽しいですよね。
特に自分は物理大好き人間なので物理の試験はワクワクしながら解いてました(笑)
キャンパスの立地
2つ目の比較項目は、キャンパスの立地です。
やはり、大学4年間、長い人なら6年間を過ごすキャンパスの立地は、かなり重要です。
このキャンパスについては、多少主観が入りますが京大の勝ちです。
京都大学についてですが、ほとんどの学生が吉田キャンパスで過ごすので吉田キャンパスにだけスポットを当てます。
吉田キャンパスは、どこにあるのかというと、ざっくりいうなら平安神宮や銀閣寺、八坂神社の近くにあります。
京大は東山地区にあるので、他には八坂神社、清水寺、南禅寺、銀閣寺など、超有名スポットにも超近いです。
また、嵐山、北野天満宮、金閣寺、龍安寺なども電車を使えばすぐにアクセスできます。
さらに祇園や三条にもかなり近いので、デートし放題のキャンパス立地になっています。
また、都会に出たければ、京阪を使ってすぐに30分もかからずに大阪に出ることができます。
一方で、阪大については、一年生は全員豊中キャンパスで、二年生以降に学部によってそのまま豊中キャンパスに残るか、吹田キャンパスか箕面キャンパスに移動します。
豊中キャンパスにしても、吹田キャンパスにしても、遊べる場所が近くにあるかと言われると微妙ですね。
吹田キャンパスは壊滅的ですけど、豊中キャンパスも梅田まで電車で17分くらいかかります。
あとは、近くに万博公園があるくらいですかね。
箕面キャンパスは…、すみません、全然わかりません(笑)。
観光スポットや遊べる場所の数で比較すると、京大の方が阪大よりも圧倒的に多いです。
女子学生の数
3つ目の比較項目は、女子学生の割合です。
女子学生の割合については、阪大の圧勝です。
女子学生の比率については、データが若干古いですが、以下に主要大学の女性比率を示した画像を添付します。
上記のデータによると、京大が22%で阪大が35%です。
阪大は旧帝大の中でもかなり女性が多いんですよね。素晴らしいです。
早稲田や慶應よりも女性の割合が多いのは意外でした。
なぜ阪大がここまで女性の割合が多いのかというと、外国語学部の存在がかなり大きいです。
もちろん、工学部が一番入学者数が多いですが、その次の多いのが外国語学部で500人以上います。
阪大の外国語学部は、メジャーな言語だと4:6で女性が多く、マイナーな言語になるほど、さらに女性が増えていって2:8とか1:9になる場合もあるらしいです。
外国語学部は旧帝大の中では阪大しかないので、外国語学部が要因だと考えても間違いないですね。
自分がもし受験生に戻ったら、自分が学びたいことを押し殺して、阪大の外国語学部のスワヒリ語あたりに進学してしまうかもしれないですね。
ノーベル賞の受賞者数
4つ目の比較項目は、ノーベル賞の受賞者数です。
ノーベル賞の受賞者数は、京大が11人で阪大が2人で京大の勝ちです。
今回は、各受賞者が教育を受けた、また研究を行った日本の大学数でカウントしています。
ノーベル賞については、さすがに京大に分がありすぎましたね(笑)。
京大の内訳は以下のようになっています。
そして阪大の内訳は以下です。
ノーベル賞については、日本の大学でいうと、東大、京大と名古屋大学がかなり多いです。
阪大はいまいちパッとしなくて、阪大の学部を卒業した受賞者に至っては0人です。
阪大も名古屋大に追いつけるようにこれから頑張って欲しいですね。
平均IQ
5つ目の比較項目は、平均IQです。
正直、平均IQについては、公式なデータがないので、なんとも言えないですが、よくネット上で記述されることが多いのは、京大が121で、阪大が117です。
正確性には欠けますが、ここでは京大の勝ちとします。
一度、全学生を対象にIQテストを行って、公式データを集めてみてほしいですよね。
ちなみに他の大学については、以下のようになっています(これも信憑性は微妙です)。
大学名 | IQ |
慶應義塾大学 | 118 |
東京医科歯科大学 | 117 |
一橋大学 | 115 |
東北大学 | 114 |
早稲田大学 | 113 |
神戸大学 | 112 |
名古屋大学 | 111 |
北海道大学 | 110 |
筑波大学 | 109 |
何をもとにこのようなデータが出回っているのかは知りませんが、このIQに関しては、それほどあてにせず「ふーん」と思うくらいで大丈夫です(笑)。
上場企業の社長の数
6つ目の比較項目は、社長を輩出した数です。
社長といっても、会社なんて誰でも作れてしまうので、へぼい会社ではなく、上場企業に限定しました。
以下のデータによると、京大は88人で、阪大は45人となっており、京大の勝ちですね。
やはり慶應と早稲田、東大の関東の御三家は強いですね。
大企業になると、出世コースに入るかどうかはかなり学歴が重要視されるので、早慶、東大出身の人が役員クラスに多くなるのは当然ですね。
ちなみに制限なしに社長の数を数えると、日本大学がダントツのトップになります。
ただ、これはさっきもいった通り、株式会社でも数十万円あれば誰でも作ることができるので、必然的に学生数が多かったり、大企業への道が閉ざされている私立大学がランキング上位に食い込むことは必然です。
高被引用論文数
7つ目の比較項目は、高被引用論文数です。
高被引用論文数については、京大の勝ちです。
まず高被引用論文というのは何かというと、科学全体を22の研究分野に分類し、各研究分野における被引用数が世界の上位1%に入る卓越した論文と定義します。
なぜそのように定義するのかというと、いくら論文数が多くても誰にも引用されないような雑魚論文ばかりだったら意味がないからです。
クラリベイト・アナリティクス社の調査によると、京大で高被引用論文数は764で日本で東大に次いで多いです。
そして、阪大の高被引用論文数は540で、日本では4番目に多いですね。
阪大は、一歩京大には届かないものの、やはり研究機関としては日本最高峰の一角と言えますね。
卒業生の平均年収
8つ目の比較項目は、卒業生の平均年収です。
卒業生の平均年収は、京大の勝ちですね。
以下のデータによると、京大が677万円、阪大が599万円です。
こう見ると、結構大きな開きがありますね。
日本は学歴社会なので、東大と京大の生涯賃金が平均よりも断然多くなるのは当たり前ですよね。
やはり関西にしても関東にしても、阪大よりは、確実に京大の方が出世しやすいので、京大出身者の方が平均年収が高くなるのは必然的ですね。
今回は関係ない話ですが、慶應は平均年収でもその存在感を放ってますね。
もし旧帝大の滑り止めは慶應に決定ですね(笑)
まとめ
ここまでで、8つの項目で京大と阪大を比較していきました。
西のツートップの勝負だけあって、かなり白熱しました。
ただ、勝敗を改めてまとめてみると、京大の圧勝ですね。
項目 | 勝者 |
受験難易度 | 京大 |
キャンパスの立地 | 京大 |
女子学生の数 | 阪大 |
ノーベル賞の受賞者数 | 京大 |
平均IQ | 京大 |
社長の数 | 京大 |
引用論文数 | 京大 |
生涯賃金 | 京大 |
阪大は外国語学部の女の子のおかげで、なんとか一勝を勝ち取っただけです。
今回は阪大がかませ犬みたいになってしまいましたが、阪大にも阪大ならではなの魅力はたくさんあります。
色々比較してきましたが、今回の内容は参考資料として頭に置いておいて、最終的には、個人の好みや目的を考慮して、好きな方を選べばいいと思います。
それではよきキャンパスライフを。
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