結論
- Googleアルゴリズムの変動があってもSNSをうまく活用すれば、Googleアドセンスやアフィリエイトによる収入が安定的に得られる。
- テキスト情報は、動画情報とは違って読者に対してすぐに欲しい情報のありかと読むペースの自由度を与えることができる
- YouTubeと違い、ブログはネット環境による大きな制限を受けずに閲覧することができる
ブログはまだまだオワコンじゃない!
昨今では、ブログはオワコンだという人がネット上やSNSでちらほら見かけるようになりましたが、私自身はそれには同意していません。
ブログがオワコンだと言われる理由としては、主に次の3つがあるでしょう。
- Googleのアルゴリズムの変動(サイトの評価項目や評価方法の変更)が起きるようになり、SEOによる上位表示の維持が難しくなったから
- 企業などの公式ページの影響力が強まり、個人ブロガーのサイトが上位表示されにくくなったから
- YouTubeに代表される動画市場が急激に伸びていることから、相対的に比較してしまうから
❶と❷の理由については、確かに事実その通りですが、後ほど紹介する方法を使えば、この2点はほとんどデメリットにはなりません。
❸については、確かにこちらも事実としてYouTube市場は急激に成長していますが、だからと言ってブログが衰退していく訳ではなく、ブログのようなテキスト情報には、YouTubeになせないことがいくつもあります。
以下より、ブログのメリットをお伝えすることで「ブログはオワコンだ」と言われる所以である❶・❷・❸が、ブログがオワコンである理由にならないことを説明してきます。
SNSをうまく活用すれば安定的に収益を得ることができる
Googleアルゴリズムの変更によってサイトの上位表示が変動したり、企業サイトが上位を陣取ったりして、SEO対策によるブログへの流入が難しくなっています。
しかし、SEOによる上位表示が難しければ、ネットからの流入はおまけ程度で考えておき、別の流入源を確保すれば良いのです。
そこで私が最もオススメするのは、Twitterからブログへ来てもらうことです。
Twitterからの流入によるメリットの一つ目は、Twitterが強力な拡散力を持っていることです。
Twitterほど自分の発信を拡散できるSNSは他にはありません。
いい文章を書いて、ツイート内にブログを読みたくなるようなリード文を書いておけば、多くの人に読んでもらうことができるでしょう。
自分の場合、ツイートする時は以下のように、ブログ内容を読みたくなるような工夫をしながら要約したものを添えています。
Twitterからの流入によるメリットは、自分の記事に対してニーズがある人たちにダイレクトに届けることができることです。
あなたのTwitterをフォローしている人は、あなたの属性(エンジニア、ブロガー、YouTuber…)と同じ属性の人たちが必然的に多くなっていると思います。
そのため、自分が書く記事の内容が、フォロワーの欲する内容である確率は非常に高いことになります。
ネットでのSEO対策は、お客さんが外からやってくるのを待っている受動的な状態(PULL)であるのに対して、Twitterによる発信では自分からお客さんに能動的に届けることができます(PUSH)。
最近では、機械学習によって情報の受け手の趣味嗜好を分析し、その人にニーズがあるだろうという広告を出したり、記事を表示させたりするアプリケーションが多くありますが、Twitterでのブログの発信は機械学習するまでもなく、発信先に自分が届けたい人たちがいるのです。
この大きなメリットを使わない手はないでしょう。
かくいう自分も、このTwitterによってブログ発信をしていますが、ブログを開設してから一週間で1.5万PV、Googleアドセンス3,000円を越えることができました。
ただし、Twitterからの流入効果を期待するためには、ある程度フォロワーがいる必要があります(最低1,000人は欲しいです)。
そのため、今からブログを始める方は、ブログの前にTwitterを育てることを強くお勧めします。
Twitterで1,000人を越えることは、以下の記事に沿って実行すれば、思っているより簡単だということに気づくでしょう。
テキスト情報は読者に大きな自由度を与えることができる
ブログのようなテキスト情報には、動画にはない「読者の自由度」があります。
自由度1:完全に読者のペースで知りたい情報が知れる
動画の場合、「自分が知りたい情報がなかなか出てこないから待つしかない」「この先に自分が知りたい情報があるんだろうけど、何秒地点か正確に分からない」「さっきの情報まで戻りたいけど何秒地点だっけ」というようなことが起きます。
これは自分自身の経験としてもありますし、皆さんも同じような経験をしたことがあると思います。
一方、ブログのようなテキスト情報の場合は、目次を見れば「どこに何の情報があるか」が一目瞭然であり、ピンポイントでスクロールして(もしくは目次のリンクを押して)、自分が知りたい情報まで辿り着くことができます。
同じ情報を、YouTubeとブログで表現しようとした時、明らかにブログの方が情報収集が段違いに早いでしょう。
自由度2:ネット環境による大きな縛りがない
YouTubeは当然、動画なので大きな通信容量を要します。
そのため、現在では大半の人が通信制限を回避するために、家やオフィスなどのWi-Fi環境のもとでYouTubeを視聴していることでしょう。
しかし、ブログの場合ただネットにつながればいいだけなので、何なら通信制限がかかっている低速度な状態でも閲覧することはできます。
そのため、ブログは通信制限を一切気にする必要がなく、場所を選ばずユーザーにブログの閲覧機会を与えることができます。
「今後、5Gが商用化されていつでもどこでも動画が見れるようになるじゃないか!」と言う人がいるかもしれません。
しかし、情報学研究科で5Gの研究をし、大手通信業界に勤めている身分からコメントすると、5G端末による容量無制限プランが低下価格で普及するのは、正直なところ恐らく2021年あたりです。
2020年から5Gの時代がくると世間は湧いていますが、皆さんがイメージするようなVR・AR、遠隔医療・完全自動運転が実現されるのは、もう少し未来の話です(2021年〜2023年)。
2020年で商用化する5G回線は、あくまで4Gと5Gのハーフなので、4.5G程度だと思っていてください。
お金をもらいながらマーケティングスキルを身に付けることができる
ブログをしていると、ある程度PV数が増えてくると当然、アフィリエイト収入やGoogleアドセンスによる収入を期待することができます。
それに加えて、ブログを運営していると、「どのような文章を書けば読者ウケが良いだろうか」「どのような文章構成ならば読みやすいだろうか」と常に考えるため「顧客目線」を獲得することができます。
この「顧客目線」はあらゆるビジネスの基本となるものです。
ユーザーの目線に立って考えられていないコンテンツは、成立する余地はありません。
基本すぎるが故に、意外とこの顧客目線を意識できていない人は多いものです。
また、SEO知識はもちろん、ライティングスキルも飛躍的に向上します。
論理的に誰が見てもわかりやすい文章を書くことができるようになると、会社のプレゼン資料だったり、ライティング副業だったり、Twitterだったり、あらゆる場面で役に立ちます。
このような基本的なマーケティング感覚を身に付けるのには、ブログはうってつけなのではないでしょうか?
そして、その知識をYouTubeや自分の他のビジネスに積極的に活かしていけばいいと思います。
まとめ
ブログの主要なメリットについてまとめてきましたが、私はブログとYouTubeのどちらかの肩をもつわけではなく、両方のメディアを持つべきだと思っています。
ブログとYouTubeにはそれぞれ違うメリットがあり、どっちかがどっちかの完全上位互換というわけではないのです。
「5Gで動画時代の到来だ!」と言う決まり文句に惑わされずに、自分の向き・不向きに合わせて、まずはどちらかを選べばいいと思います。
そして、余裕が出てきたらもう一方にも挑戦して、どんどん自分のメディアを増やしていき、発信力を高めていきましょう。
最後にもう一度、結論をまとめておきます。
- Googleアルゴリズムの変動があってもSNSをうまく活用すれば、Googleアドセンスやアフィリエイトによる収入が安定的に得られる。
- テキスト情報は、動画情報とは違って読者に対してすぐに欲しい情報のありかと読むペースの自由度を与えることができる
- YouTubeと違い、ブログはネット環境による大きな制限を受けずに閲覧することができる