大学院時代、ただで3回海外旅行した話
今回は、京大の大学院時代にタダで3回も海外旅行にいけた話をしていきます。
海外旅行ってめちゃくちゃ楽しいですけど、めちゃくちゃ高いですよね(笑)
自分は大学時代によく海外旅行に行っていましたが、ヨーロッパやアメリカは値段が高すぎて、東南アジアうや南アジアばかりに行っていました。
タイ、カンボジア、ベトナム、インド、ネパール、香港などなどです。
ヨーロッパやアメリカは航空券だけで20万円くらいかかるし、ホテル代や現地の食事代も合わせれば、30万円以上かかったりします。
一方、東南アジアや南アジアの場合は、20万円もあれば、航空券の往復代を含めて、1ヶ月間くらい現地に滞在することも余裕です。
実際に、自分は20万円で、ベトナム、カンボジア、タイの三ヶ国を1ヶ月間バックパックしました。
まず、ベトナムのハノイに着地して、そのままバスでダナン、ホイアン、フエ、ホーチミンと南下していきました。
そしてホーチミンからまた飛行機で、カンボジアにプノンペンに行って、アンコール遺跡をチャリで全部回った後、国際バスでバンコクに行きました。
バンコクに着いた後、タクシー代をケチって、バスの停留所からホテルまでの10kmを歩いて行ったのは今となってはいい思い出ですね。
8km地点くらいでタクシーに乗ればよかったって死ぬほど後悔しました(笑)
まあ、そういうアホなことができるのも、ひとり旅のいいところですね。
話が少し脱線しましたが、東南アジアは20万円もあれば十分長旅ができますが、ヨーロッパやアメリカの場合は、中古の軽トラが10台以上買えるくらいにとにかくお金がかかります。
自分は大学院時代に、国際会議に出席するという名目で、お高くつく海外旅行になんと3回もただで行くことができました。
渡航費、ホテル代、日当代の全てを研究室が出してくれたわけです。
どこに行けたのかというと、アメリカのラスベガス、カナダのモントリオール、タイのチェンライですね。
国際会議の場合は、研究室によりますが、自分がいた研究室の場合は、だいたい4日〜1週間くらい現地に滞在することが多かったです。
自分の研究発表だけして、さっさと帰るというスタンスを取っている研究室の場合は、1泊で終わるところもあります。
ただ、自分がいた研究室は、国際会議の初めから最後までしっかりと出席して、色々な研究発表を聞きましょうというスタンスだったので、滞在期間はかなり長い方でした。
ラスベガスとモントリオールは5泊くらいしましたし、チェンライも4泊くらいしました。
旧帝大は特にお金を持っている研究室が多いので、金持ち研究室に寄生できれば、国際会議はかなりリッチに過ごすことができます。
滞在期間が長いのはもちろん、渡航費、ホテル代を全部出してくれるどころか、食費などの日当代も一日あたり3000円くらいくれました。
他人のお金で食べるご飯ほど美味しいものはないですからね。
本当にいい研究室に入ったなと思います。
これを聞いたらびっくりするかもしれませんが、日当代とホテル代は固定給でもらえるので、少し安めのホテルに滞在したら、海外旅行しているのに、むしろお金がプラスになって帰ってくるなんてこともできます。
実際、自分はさっきからタダで海外旅行できたといっていますが、実はタダではなくお金をもらっているくらいです。
実際に自分は、それぞれの国際会議で、少し安めのホテルに泊まって、2万円くらいプラスで帰ってきています。
ホテル代にしても、日当代にしても、1日あたり5000円くらい節約すれば、4泊5泊するわけですから、それで2万円くらいプラスになるわけです。
別に彼女と旅行にきてるわけでもなんでもないので、国際会議で泊まるホテルなんて本当に寝れたらどこでもいいですからね(笑)
日当代にしても、ぶっちゃけアメリカやカナダでも1500円くらいしか使わなかったので、半分くらい余りました。
アメリカやカナダだけじゃなくて、びっくりするんですが、タイでも同じ金額の日当代をくれますからね。
タイで日当代3000円も絶対いらないじゃないですか(笑)
タイに行った時なんかは特に、日当代もホテル代も余りまくりでしたね。
金銭面ではいいことづくめの国際会議でしたが、自分の研究室の場合は、他の研究発表の出席も全然強制されなかったので、割と滞在中は自分お出番以外はずっと観光していました。
4泊、5泊あるうち、自分の研究発表は準備も含めて1時間くらいしかないですから、それ以外の時間はずっと観光していました。
ラスベガスは、カジノは楽しいし、街全体がキラキラしていて、街そのものが本当に世界遺産レベルでしたね。
ラスベガスに行った時は、CESに参加できたのがラッキーすぎましたね。
CESというのは、コンシューマー・エレクトロニクス・ショーの略で世界一の電子機器の見本市です。
通常、確か入場するのに三万円くらいかかりますが、自分が出席していた国際会議に参加している人は無料で入れたんですよね。
自分は2019年度のCESに参加してきましたが、自動運転、5G端末、高精細ディスプレイ、空飛ぶ自動車などなど、最新テクノロジーがこれでもかというくらいにお披露目されていて、めちゃくちゃ興奮しました。
CESの写真は、自分のインスタグラムに掲載しているので、興味のある人はご覧ください。
モントリオールに行った時は、セリーヌディオンが結婚式を挙げた、モントリオール・ノートルダム大聖堂に行ったり、カジノに行ったり、世界でもトップクラスレベルの大学であるマギル大学に潜入したり、とにかく楽しかったです。
助教と男二人で、夜景を見たのも今となってはいい思い出ですね。
自分を見てくれていた助教がめちゃくちゃ優秀で、優しい人で、本当に自分は研究室の人間関係には恵まれたと思っています。
10時間以上のフライトで、助教が隣にいても全然よかったですからね、自分の場合。
普通嫌じゃないですか。
かなり学生と距離が近い先生で、研究室のみんなから好かれていましたね。
おそらく今も全然自分がいた研究室で働かれていると思いますね。
また、時間があるときにちゃんと挨拶しに行きたいです。
ここまで聞くと、「国際会議に出席しにきておいて、遊んでばっかりやんけw」と思う人がいるかもしれませんが、これに関しては全く否定できません(笑)
ちゃんと研究を頑張れば、それなりの見返りはあるものです。
国際会議に出席できれば、他の人にはなかなかできない経験ができるし、奨学金の返済免除にもグッと近くし、修士論文のネタにもなります。
今自分が話しているように、話のネタにもなります。
大学院に進学するからには、真面目に研究を頑張って、大学院でしかできない経験をたくさんできるようにしましょう。
大学院は使い方次第では、最高の2年間になると確信しています。
以前に大学院生活を充実させる方法というタイトルで記事を書いていますので、そちらもご覧ください^^
国際会議に出席するときに、どこまでお金を出してくれるか、どれくらい宿泊するか、どれくらい他の研究者の発表を聞かなければいけないかなどは、完全に研究室依存です。
自分の主観的な感覚では、旧帝大の理系の研究科なら、割とリッチな研究室が多いので、太っ腹な対応をしてくれるところが多いです。
京大も、工学研究科や情報学研究科にいた他の同期の話を聞いていると、自分と同じような環境の研究室が多かったです。
これに関しては、同じ大学、同じ研究科であっても、研究室によって、全然事情が変わってくるので、京大の大学院に入ったら、自分が話してきたような国際会議になるとは限りません。
国際会議だけではなく、研究室にどんなイベントがあって、どんな研究の進め方になるのかなど、全て研究室ごとに違います。
そのため、大学院に進学しようとしている人は、絶対に研究室訪問をして、先輩に話を聞きまくりましょう。
研究室選びをミスると、大学院の二年間がかなりしんどくなります。
自分の場合は、研究室訪問をせずに適当に決めましたが、たまたま最高の研究室であっただけで、本来は絶対に色々訪問しまくって、考えまくらないとダメです。
研究室選びはなめてはいけません。
おそらく理系の人は、4年生から研究室に配属されると思うので、その段階で行きたいと思う研究室を間違えないように選ぶようにしましょう。
大学院進学時に、4年生の時に配属された研究室と違う研究室を選ぶことができますが、人間関係や研究室文化への慣れを考えると、絶対に学部の時に配属された研究室と同じ研究室に行くのがベストです。
大学院で4年生の時に配属された研究室とは違う場所に行くと、穴が空いているからという理由で、誰もやりたがらない研究グループに入れられる可能性もあります。
それは、4年生の段階で、大学院進学後にも継承される研究グループが決まることが多いからです。
ここまで、大学院に進学する前提で話をしてきましたが、そもそも進学しないという選択肢もしっかり考慮するようにしてください。
どういう人が大学院に進学してはいけないかは、以下の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
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