子ども「何のために勉強するの?」(あなたは何と答えますか?)
今回は「何のために勉強するのか」という問いに対する個人的な見解について話していきます。
この「何のために勉強するのか」という問いは、皆さんも小学校、中学校、高校、大学と何回も考えたことがある問いだと思います。
今お子さんがいる人なら、そのお子さんにこの質問をされて困ったことがある人がいるんじゃないですかね?(笑)
大人になってからの勉強する意味は、お金を稼ぐためというようなわかりやすい理由があるので、何で勉強するんだろうと考えるまでもありませんが、小中高の勉強に関しては、何であの科目を勉強したんだろうという疑問はあると思います。
この質問は、内容はシンプルなんですけど、考え始めてみると回答するのが結構難しいですよね。
「何で夕日が赤いのか」とか「何で虹は7色」なのかという無邪気な質問に対しては、物理的に答えがあるから回答できるのですが、「なぜ勉強するのか」という問いは答えがないから厄介ですよね。
「何で生きているのか」「幸福とは何か」のような問いほど難しくはないですが、それと同じ系統の質問ですよね。
小中高と、ずっと疑問に思い続けてきたこの質問に対して、大人になった今、皆さんなら何と答えますか?
この質問に答えようとすると、実際に小中高と勉強をサボってきた人よりも、勉強を頑張ってきた人の方が正確に答えられると思うんですよね。
なぜなら、勉強をしてきた結果、大人になってからどのような恩恵があったのかを、自分の身で経験しているからです。
ちゃんと勉強して大人になると、思わぬところで勉強してきたことが役に立つことに気がつけるんですが、勉強していない人はそういう点には気がつくことができないですからね。
自分は、皆さんご存知、ちゃんと真っ当にこれまで勉強を頑張ってきた方の人間なので、自分の経験をもとに、小中高生が勉強する意味について考えてみました。
先に言っておくと、今回の内容はかなり深掘りをしていて少し難しいと思うので、そのつもりで聞いていください(笑)
これから話す内容は完全に持論であって、この問いに答えなんてないので、ぜひ皆さんの意見も教えてくれたら嬉しいです^^
小中高生が勉強する意味
勉強する意味:大人になってからも一生勉強できるようにするための訓練
小中高生が勉強する意味は、大人になってからも効率的に勉強できるようにするための訓練だと考えています。
自分の経験からしても、個人的にはこれが一番大きな意味としてあるんじゃないかなと思っています。
周知の通り、勉強は子どもだけではなくて、大人になってからもずっと継続してやらないといけないものです。
大学の試験だったり、国家資格だったり、会社の仕事だったり、副業だったり、むしろ大人になってからの勉強量や勉強による成果で人生が決まると言えます。
明らかに、中学校の定期試験よりも、国家試験や会社の仕事、副業などで成果を出す方が人生をインパクトは大きいですよね。
当たり前ですが、大人になってからどれだけの成果を出せるかが人生に大きな影響を与えます。
中学のテストでいい点を取ったところで、特に人生に大きな変化は起きないですが、国家試験に合格したり、会社で活躍したり、副業で成果を出す方が、明らかに人生に大きなインパクトがあります。
つまり、小中高生の勉強というのは、大人になってから成果を出せるようにするための訓練の場所だと言えます。
小中学校で勉強をしておけば、
- 机に向かって勉強する耐性力
- スケジュールや体調を管理する力
- 難しい思考をするのに必要な「考える力」
が身につきます。
小中高生の勉強というのは、雄しべ雌しべを覚えるとか、何年に何の戦いが起こったかなどを覚えることが重要ではなくて、これら3つの力を手に入れることこそが最大の目的だと考えています。
国語、算数、理科、社会と色々ありますが、全てはこの3つの力を手に入れるための訓練材料でしかないのです。
これらは紛れもなく大人になってから成果を出すのに必要になってくる力で、小中高生での勉強はひたすらに、これらの力を身につけるための訓練の場なのです。
机に向かって勉強する耐性力
まず、一つ目の「机に向かって勉強する耐性力」についてですが、当然勉強を頑張っていれば、自ら机に向かい長時間勉強する耐性が身につきます。
これは今勉強している人が多い皆さんなら、この力がいかに重要であるかはすぐにわかりますよね。
スケジュールや体調を管理する力
二つ目の「スケジュールや体調を管理する力」については、小中高での勉強は、国語、算数、理科、社会、英語、家庭、体育など、とにかく科目が多いので、各科目で成果を出そうとすると、ちゃんとスケジュールを管理したり、体調を管理する力が必要になってきます。
自分も高校の時は、定期テストで絶対に1位を取るために、テストの三週間前から一時間単位で毎日の勉強スケジュールをみっちり手帳に書いてタイムマネジメントしてましたからね。
全ての科目で一位を取りに行っていたので、時間をどう使って、どの順番で勉強すれば最高のパフォーマンスが出せるかということをめちゃくちゃ考えていました。
これのおかげで、かなり勉強するときのスケジュール管理能力や体調管理能力が鍛えられて、間違いなく今も活かされています。
難しい思考をするのに必要な考える力
三つ目の「難しい思考をするのに必要な考える力」については、当然応用的な考え方をするためには、その土台となる知識が必要になります。
小中高の勉強は、その土台となる知識や思考力を身につけるための訓練です。
「基礎教養」と「思考力」の両方を持ち合わせて初めて、大人になってからも役に立つ応用的な難しい思考ができるようになります。
どれだけ思考力があっても、土台となる基礎教養がなければ出発点がないので、考え始めることができません。
要するに、どれだけ思考力があっても、「無」から思考するなんて、ダヴィンチやニュートンのような天才しかできないことなので、何かしらの土台となる教養が必要だということです。
逆に、考える土台となる基礎教養があったとしても、思考力がなければ、いつまでも応用することはできません。
大人になってからも必要となる難しい思考をするために「基礎教養」と「思考力」の二つが求められます。
そして、この「基礎教養」と「思考力」を身につけるために、国語、算数、英語、理科、社会を勉強するんですよ。
それぞれの科目で、基礎教養と思考力のどちらが体得できるかというのは、少しバランスが違います。
例えば、国語は論理的思考という点で「思考力」の体得にだいぶ偏っています。
その証拠に、太宰治の本の内容や漢文、古文の内容なんてほとんど覚えてませんよね?
英語と歴史に関しては、「基礎教養」の体得に偏っていますよね。
この二つの科目に関しては、思考力を鍛えるというよりは、完全に土台となる知識の吸収に全振りしている感じです。
その証拠に、英語も社会も、ほとんど暗記ゲーですよね。
英語は確かに英語脳にする必要がありますが、計算問題のような思考力はいらないですからね。
数学や理科は、基礎教養と思考力の両方を身につける上で重要な科目になります。
どちらの科目も計算問題を解こうとすると、土台となる知識と思考力の両方が必要になってきます。
このような感じで、各科目ごとに「基礎教養」と「思考力」のどちらをどれだけ身につけるかのバランスが違っていて、役割も違います。
とにかく、結論としては、小中高の勉強は、大人になってから成果を出すのに絶対に必要な
- 机に向かって勉強する耐性力
- スケジュールや体調を管理する力
- 難しい思考をするのに必要な「考える力」
を身につける訓練だということです。
世の中には、「勉強する意味」に対する色々な回答が転がっていますが、いずれもどれかに該当すると思います。
なので、これから誰かに「小中高の勉強って何の意味があるの?」と聞かれたら、
大人になってから成果を出す上で重要な「机に向かって勉強する耐性力」「スケジュール管理や体調を管理する力」「難しい思考をするのに必要な考える力」を鍛える訓練をするためさ
と答えましょう(笑)
小中高で勉強する意味は、当然一つではないので、正確に答えようとすると、これくらい長くなっても仕方がないです。
今回は、かなり深掘りして考えてみたので少し込み入った話になって難しかったと思いますが、ひとまず自分の考えはこんな感じです。
もしよろしければ、みなさんの意見もぜひ教えてくれたら嬉しいです^^
- 机に向かって勉強する耐性力を身につけるため
- スケジュール管理や体調を管理する力を身につけるため
- 難しい思考をするのに必要な考える力を身につけるため
本記事の内容は、YouTubeでも解説しているので、動画の方も是非ご覧ください^^
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