【センター試験が近い受験生に問う】あなたは何のために大学受験を頑張っていますか?3秒で答えてください

キャリア論
YUKO
私が大学受験を頑張る理由…。周りに合わせているだけで確かに考えたことがなかったです…。
YUJI
「なぜ大学受験を頑張るのか」という問いがなぜ重要であるのかを説明していきますね。
本記事が想定するターゲット読者
大学受験を頑張る理由を3秒で答えられない人
本記事を読んで分かること
なぜ大学受験を頑張るのかを真剣に考えるべき理由が分かります

結論

「なぜ大学受験を頑張るのか」という問いが重要である理由
  • 大学に係る金銭的コストと時間的コストはあまりに大きなものであり、明確な目的を持って入学しないと人生における大きな損失に繋がるから
  • 周りに流されることなく「自分にとっての大学の存在意義」を深く考察することで、常識や慣習にとらわれない思考を身に付けることができるから

大学受験を頑張る理由を3秒で答えてください

あなたは唐突にこのようなことを質問されたら困りますか?

今は別に答えを持っていなくても構わないのですが、本記事を読み終えた後には必ず3秒で答えられるようにしてください。

多くの高校生はこの問いを深く考えることなく、周りに合わせたり親に言われるがままになんとなく大学受験の勉強のために毎日一生懸命に机に向かっています。

一歩引いた目線からこの光景を眺めてみると、このことはかなりの異常事態であり、不思議なことでもあります

なぜなら、明確な理由もなく毎日ガリガリ勉強しているからです。

通常ならば、「エンジニアになるためにプログラミングを勉強する」「医師になるために医師国家試験の勉強を頑張る」などの勉強を頑張る理由が存在すのです。

そうするとここで「何を言ってるんですか。勉強するのは大学に合格するためです。」という受験生がいるかもしれませんが、すでに日本語がおかしいことはもうお分かりですよね。

この受験生の言葉をそのまま受け取ると、自分のステータスを高校生から大学生という状態に変えるためだけに勉強を頑張っていることになります

つまり、学生証の表記が高校生から大学生に変わるだけです。

ここまでの話だけでも、「なぜ大学受験を頑張るのか」という問いの重要性をなんとなくお分りいただけたと思います。

以下より、さらにこの問いを真剣に考えなければいけない理由を深掘りしていきます。

理由1:大学に係る金銭的コストと時間的コストが莫大であるから

大学に係る金銭的コストと時間的コストを、自分でしっかり計算して把握している人は少ないと思います。

まずは簡単に概算してみたいと思います。

入学前

まず入学前に係る費用としては、1年間大学受験予備校に通ったとすると約50万円です(※正確性に欠けますが本質ではないのでだいたいで見積もってます)。

浪人して駿台や河合塾に通ったとすると、さらにプラス100万円必要になってきます。

センター試験の受験料で1.8万円

滑り止めのための私立大学5校分で15万円

二次試験の受験料で1.7万円

その他受験のための交通費など2万円

このような計算をすると、浪人しない場合でも70万円超のお金が係ることになります。

浪人した場合は、予備校代に加えて上記と全く同じ受験料等が再び必要となるので、大学に入学するまでに合計で240万円ほどかかることになります。

時間的なコストはもちろん浪人しない場合は約1年間、浪人した場合は約2年間です。

入学後

大学入学後にもご存知の通り、莫大な金銭的コストと時間的コストがかかることになります。

大学入学料、授業料を考慮すると以下の表のようになります。(参考資料

  国公立大学 私立大学
文系 240万円 400万円
理系 240万円 540万円
医学部 350万円 2300万円

つまり、医学部ではなかったとしても、約240万円〜540万円がかかることになります。

この費用に加えて、下宿をする場合は家賃7万円×48ヶ月=336万円がかかります。

つまり、地元の大学に通って実家から通わない限り、通常合計で576万円(国公立大)〜876万円(私立大)ほどかかることになります。

時間的コストは、もちろん4年です。

親から与えられたお金と時間を無駄にするな

ここまでの結果から、大学に係る金銭的コストの合計は646万円〜1106万円かかり、時間的コストは5〜6年です。

大学受験をスタートさせてから、大学を卒業するまでにこれだけの大きなお金と時間のリソースを費やしていることを、どれだけの人が自覚できているでしょうか?

しかもこれらは、自分のものではなく、全て親から与えられたお金と時間リソースです。

人生の中でも上位を争うような大きなリソースを親に割いてもらっていることを考慮すると、「何のために大学受験を頑張っているのかという問いに即答できないことがどれだけ親不孝なことであるかわかるでしょう。

「周りが受験するから」「先生が受験を勧めてくるから」などといったように、思考停止して周りに流されたり、他人の意見を鵜呑みにするのは今後一切やめましょう。

自分の頭でしっかり考えて、大学にいく意味を探すのです。

自分で考えて考えて、それでもこれだけの大きなコストに見合うもの得られなさそうであれば大学に行かないという選択をとるのが合理的です。

「いやいや、今時高卒なんてあり得ない」

と言ったそこのあなた。

理由は何ですか?3秒で答えてください。

世の中に蔓延している根拠がない常識や通説に従うと、身を滅ぼすだけです。

自分は何がしたいから何を目指しているから大学受験を頑張っているのかを今一度考えて考えて考え抜いてみてください。

理由2:見えないレールが見えるようになるから

「なぜ大学受験を頑張るのか」という問いが重要である理由の2つ目は、「見えないレールが見えるようになるから」です。

つまり、自分にとっての大学の存在意義を考えることにより「周りに流される習慣に縁を切ることできることができるようになります。

おそらく、現在の大学受験生の中で「なぜ大学受験を頑張るのか」という問いに答えることができる人は1,000人に1人いるかいないかでしょう。

それくらい皆が皆、大学に行くのは当たり前だと思い込み、明確な理由がないまま勉強をして大学に行こうとしているのです。

ここで一歩引いて、自分や他の受験生を客観視し「なぜ大学受験を頑張るのか」という問いを投げかけられることができれば、自分にとっての大学の存在意義が明確になること以上に、今後人生を歩んでいく上で「常に常識や慣習を疑うことができる」思考という、なにものにも代え難い武器を手にすることができるでしょう。

周りの人間が無意識に常識や慣習という名のレールの上を歩いている中、自分だけがそのレールの存在に気付き、他のもっと効率の良い道を選択することができるのです。

この思考を手に入れることができれば、今後の人生、何も怖いものはありません。

他の人間が平面上しか歩くことができないアリだとしたら、この思考をできるようになったあなたは3次元空間を自由に動き回るキリギリスになれるのです。

常識に囚われない広い視野と思考ができるようになったあなたは、必ず大きな成功を収めることができるでしょう。

「なぜ大学受験を頑張るのか」という問いに自分なりにしっかり答えを持とう

こんなに偉そうに言っている私も、大学受験生時代にはこんな問いを考えたこともありませんでした。

多くの人と同じように常識や周りの意見に流されていたのです。

だからこそ、本記事を一人でも多くの人に届けたいと思っているのです。

将来起業するのに必要な人脈を築くため慶應義塾大学に行くんだ」

○○先生のもとで人工知能を学びたいから東京大学に行くんだ」

ips細胞の研究がしたいから京都大学に行くんだ」

何でもいいので、自分の中に揺るがない明確な理由を考えてみてください。

それがひいては受験勉強のモチベーションの向上にも繋がります。

逆に、どれだけ考えても「自分の将来ありたい姿」から逆算して大学の意義が見出せないのなら、もはや大学に行く意味はありません。

自分のゴールから逆算して、大学が何の役に立たないのなら、周りの意見や空気なんて気にする必要はありません。

いますぐ大学受験を中断しましょう。

大学は「目的」ではなくあくまでも自分の夢を叶えるための「手段」にすぎないです。

常に、常識や慣習を排除してゴールから逆算した「手段」の必要性を吟味するくせをつけてください。

まとめ

これまで大学受験をテーマに記事を書いてきましたが、本記事の本質は大学受験生だけではなく、社会人として働いている人にも同じことが言えます

あなたは何のために今の会社で働いていますか?

この問いに3秒で答えられますか?

ちなみに、即答できないもしくは「お金を稼ぐため」という回答をした人は危機感を持った方がいいです。

これに関しては別の記事でまとめることにします。

話が逸れましたが、最後にもう一度結論をまとめておきます。

「なぜ大学受験を頑張るのか」という問いが重要である理由
  • 大学に係る金銭的コストと時間的コストはあまりに大きなものであり、明確な目的を持って入学しないと人生における大きな損失に繋がるから
  • 周りに流されることなく「自分にとっての大学の存在意義」を深く考察することで、常識や慣習にとらわれない思考を身に付けることができるから
YUKO
この記事に出会わなかったら時間とお金を無駄にするところでした。コストが大きい時こそしっかりと明確な理由を持つことが何より大事ですね!
YUJI
YUKOさんに全部言われてしまいましたね。その通りです。本記事の本質は学生だけでなく全ての人に言えることです。
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