【転職目指す人多いけど】Web系エンジニアは最強のチート職業なのか?改めて検証してみる

プログラミング
本記事が想定するターゲット読者
Web系エンジニアに興味がある人
本記事を読んで分かること
Web系エンジニアは本当に最強なのかどうかがわかります

Web系エンジニアは最強のチート職業なのか?改めて検証してみる

今回は、Web系エンジニアが本当に最強の職業なのかどうかについて、改めて考えてみたいと思います。

今回出てくる「Web系エンジニア」というのは、Web制作ではなく、Webアプリケーションの開発を行う案件にジョインしているエンジニアのことだと思ってください。

エンジニアの種類としては、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、iosアプリエンジニア、Andoroidアプリエンジニア、クラウドエンジニア、機械学習エンジニアなどがあります。

勤務形態としては、クックパッドやメルカリのような自社でサービスを持っている自社開発企業で働く人、受託する会社で働いている人、フリーランスとして個人で案件を受託している人がいます。

もちろん、受託ではなくて、自分でサービスを作って、事業を展開していく人もいますが、それはレアケースなので、今回は一旦横に置いておきます。

このWeb系エンジニアが「最強の職業だ!」と言われることがあるのですが、本当に最強なのかどうか、あたらめて考えてみたいと思います。

今回は、勝俣健太さんが先日動画で、「Web系エンジニアが最強である8つの理由」というテーマで話されていたので、それに沿って話していこうと思います。

今回の記事は、別に勝又さんの批判でもなく、共通の敵にしようとしているわけでもないので、ご安心ください。

ただただ、客観的な事実と感想を添えていくだけです。

Web系エンジニアは本当に最強なのか

①:需要と将来性の高さ

まず、需要と将来性の高さについてです。

これは間違いなく高いと言っても、誰も疑わないことだと思います。

これからIoTが進んでいって、色々なものがソフトウェア化されていくし、xRや人工知能、ホログラムのような新しいテクノロジーが出てくるペースも早くなっていくので、供給が需要がさらに追いつかなくなると思います。

Web系エンジニアの需要と将来性は高いのは間違い無いですが、勘違いしてはいけないのは、ハイレベルな人材なら需要はあるし、将来性が高いということです。

これも、勝又さんが動画な中で「良質な経験を積んだ十分にレベルの高いエンジニア」という言い回しで軽く言及していますが、これが一番重要なポイントですからね。

ちゃんといいキャリアを何年もかけて、ハイレベルな人材になれないと、別に特に需要も将来性も高くないといえます。

特に、これからはNoCodeがさらに進化していって、ある程度は誰でもはるかに簡単に、そしてはるかに低コストでWebアプリケーションを作れるようになります。

BaaS(Backend as a Service)やFaaS(Frontend as a Service)も、どんどん充実していくと思います。

人類は必ず楽になる方向に、新たに道具を作り出していくので、エンジニアもその例外ではないということですね。

確かに需要もあるし、将来性は高いけど、それはハイレベルな人材に限っての話だよということはちゃんと覚えておいてください。

それでもWeb系エンジニアを目指すというなら、大変だと思いますが、3年、4年とずっと勉強を続けて、エンジニアリングの腕を磨いて、ハイレベルな人材を目指してください。

②:単価の高さ

2つ目は、単価の高さについてですね。

Web系エンジニアは、未経験から転職したての駆け出しエンジニアの場合は、月に20〜30万円くらいしかもらえないのが普通です。

そこから早い人なら1年でいけますが、通常は2〜3年くらい、正社員として実務経験を積んで特定スキルを磨くと、単価が60万円超のフリーランスとして独立することができます。

これまた紛れも無い事実ですが、ここで2〜3年かけて60万円ということに対して、どういう感覚を持つかは人それぞれだと思います。

後から出てきますが、これは毎日勉強を積み重ねて、なおかつ会社に常駐しながらの金額ですからね。

別に特に勉強が大変じゃなくて、家で働けて、数年で60万円だったら、色んな人にお勧めできる美味しい職業だと思いますが、エンジニアは勉強コストの割には個人的には安すぎると思ってますね。

ぶっちゃけ、同じ勉強量、作業量をマーケティングとコンテンツ販売に回したほうが10倍くらい効率的に稼げます(笑)

しかも、エンジニアと違って、マーケティングは癖が強くないので本当に誰でも勉強できるし、コンテンツなんて誰でも作れるので、まじで弱点がないです。

本当のチートな仕事は、マーケティングを勉強してコンテンツ販売をすることだということは、これを話し始めると、かなり長くなるし、今回のテーマから脱線するので、また別の機会に話します。

自分からすると、かなり勉強しなければいけない環境のもとで、2〜3年かけてようやく60万円という世界を美味しいと思っている人は、見えている世界が圧倒的に狭いです。

大体の人は、Web系エンジニアの勉強のしんどさを知らないというのと、60万円という金額が高いと思ってしまうので、Web系エンジニアが最強だと勘違いする人が多いですが、色々な稼ぎ方をしている人を知っている身からすると、Web系エンジニアは最強でもなんでもないです。

ということで、この単価の高さについては微妙という結論ですね。

勉強がさほど大変ではないとか、確実にいい人間関係に恵まれるという保証があれば、十分に美味しいとは思いますけどね。

ただ、現実は全然そうではないので、そのようなリスク、コストの割にはこの単価の高さは微妙って感じです。

③:スキルの可搬性の高さ

3つ目は、スキルの可搬性の高さについてです。

十分に高いレベルのプログラミングスキルを持っているなら、どんな会社に行ったとしても、独立したとしても同じスキルを使い回せるので、かなり可搬性は高いですね。

ただ、注意しなければいけないのは、スキルの可搬性は高いですが、その可搬性の高いスキルに常にキャッチアップしなければいけないということです。

マーケティングと違って、特定のスキルを身につけたら、ずっとそれが使えるというわけじゃなく、陳腐化するスピードがかなり早いので、常に勉強をしなければいけないというのはかなりネックです。

④:ワークスタイルの柔軟性の高さ

4つ目は、ワークスタイルの柔軟性の高さについてですね。

Web系エンジニアは、確かに「時短勤務」とか「午後から出社」とかというのはやりやすい職業です。

実際に自分が働いていた会社でも、そんな感じで、かなり働き方の自由度は高かったです。

ただ、リモートワークについては、Web系エンジニアになったらすぐにできるという訳ではなく、会社によって事情はまちまちです。

確かにエンジニアはリモートワークでも問題なく仕事ができる職業ではありますが、会社がリモートワークを採用していなかったり、推奨していなかったらできませんからね。

実際に自分が働いていた自社開発企業も、自分が働いていた時は、週5で出勤していました。

フリーランスになったとしても、すぐにリモートワークができるという訳ではなく、普通は会社に常駐して働くスタイルになります。

運よくリモートワーク案件にジョインできたらいいですけど、初めのうちは自分のスキル的にもその可能性は低いです。

⑤:フリーランス案件の充実度

5つ目は、フリーランス案件の充実度についてですね。

フリーランス案件の充実度は、かなり高いですね。

良質な実務経験を一年積んでいれば、都内を中心に、フリーランス案件はいくらでも転がっているので、エージェントを使えばすぐに何かしらの案件にジョインできます。

⑥:他の職種との掛け算の容易性

6つ目は、他の職種との掛け算の容易性についてですね。

これもある程度プログラミングスキルがあれば、他のエンジニア職への転身ハードルも低くなるし、プロデューサーやプロダクトオーナーにもなりやすいです。

ただ、これはずっとエンジニアの世界に閉じている話なので、勉強が大変だとか、雇われている限り稼げる金額に上限値があるという問題は全く解消されないですね。

自分でサービスを作れることについては、ゼロから開発してそのサービスを軌道に乗せるというのはかなりハードルが高いので、全員にアピールできる材料とは言い難いです。

ただ、プログラミングをした人に向けての教育するサービスをするというのは、再現性も高いし、大きく稼げるチャンスもあるのでいいと思います。

ただ、これはもうお気づきかもしれませんが、エンジニアの仕事ではなくて、ほぼマーケター的な働き方に近くなりますね。

だったら、頑張ってプログラミングを勉強してプログラミングのコンテンツを提供しなくても、自分の得意分野を生かして今すぐにでもコンテンツを作ればいいだけの話ですね。

これがいわゆる、先ほどもちらっと出てきたコンテンツ販売ってやつですね。

⑦:ジョブチェンジの実現性の高さ

7つ目は、ジョブチェンジの実現性の高さについてですね。

ジョブチェンジはかなりやりやすいと思います。

勉強すれば、文系の人だろうが、偏差値の低い大学出身だろうが、いずれは転職することができます。

ただ、転職に至るまではもちろん、転職してからそれなりにお金がもらえるようになるまでには、1〜2年は必死に勉強しないとけないので頑張ってください。

勉強も大変、もしかしたら人間関係も大変かもしれない。そもそも仕事内容がプログラミングじゃないみたいなリスクもあることは十分に考慮しておきましょう。

シンプルにいうと、転職するのは簡単ですが、転職した後のコストとリスクは大きいということです。

⑧:オンライン上で業務が完結する

8つ目は、オンライン上で業務が完結するについてですね。

それはその通りですね。以上です。

まとめ

ここまでで、Web系エンジニアは本当に最強の職業なのかどうかについて話してきました。

ポイントは、需要や将来性があるのは良質な経験を積んだハイレベルなエンジニアだけということ。

みなさんが思っているよりも、勉強コストや人間関係リスクが大きいこと。

2〜3年かけて月単価60万円のフリーランスは、上記リスクやコストも考慮すると、客観的に考えて割に合わないということです。

ただ、いつものことながら、補足しておくと、エンジニアの仕事が大好きで、エンジニアを仕事にしたいという人は、リスクとかコストとかコスパは一切無視して、転職しちゃって大丈夫です。

本当に好きなのであれば、人生のコスパなんてどうでもいいと思うし、リスクとかコストもそれほど気にならないと思うので。

ただ、もしそうではなくて、洗脳されちゃっている人は、改めて客観的にWeb系エンジニアという職業を捉え直してみましょう。

転職すると、簡単には後には引けないですからね。

色々考えた結果、それでもやっぱり転職したいというなら転職しましょう。

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