大学院に進学してはいけない人の3つの特徴
大学生、特に理系の大学生諸君は、学部で卒業をしようか、大学院に進学した方がいいのかということを迷う人がいるかもしれません。
おそらく迷っている人は、大学院の進学率が40〜60%ほどの中堅クラスの大学の人だと思います。
その人たちは、「進学するか」「進学しないか」の2つの選択肢を持っているだけまだましです。
旧帝大のような高学歴になると、大学院への進学率が90%ほどになるので、「進学しない」という選択肢をほぼ持っていません。
自分も京都大学にいたんですけど、普通に大学を過ごしていれば、周りにいる学生や教授陣から十分に洗脳されきっているので、ほぼ間違いなく大学院に進学することになります。
大学院に進学しない人は、一留してしまって大学院でさらに2年間も社会に出るのが遅れるのを嫌がる人くらいでした。
ただ、高学歴に人であっても、運よく自分のこの記事にたどり着いた人は、周りの目を気にせず、真剣に大学院に進学するべきかどうかを考えるきっかけにして欲しいです。
確かに大学院にも、以下の記事に示すようなメリットはたくさんあります。
ただ、メリットがあるといっても、これから話す3つの特徴のうち、どれか一つでも当てはまる人は、全てのメリットが帳消しになってしまうので、絶対に進学しない方がいいです。
大学院に進学するなら、今から話す3つの特徴のうち、どれにも当てはまっていなことが必要条件です。
この3つの特徴に当てはまっていないことを確認した上で、何かしら目的を持てた時に、初めて大学院に進学する価値が出てきます。
大学院というのは、2年間という膨大な時間と、数百万円という大金をはたいて進学するわけですから、この進学するかしないかの判断は、人生に大きなインパクトを与えるということを忘れないでください。
みなさんが今この瞬間、2年間という自由時間と300万円を手に入れられたとしたら、なんだってできそうな気がしてきますよね?
大学院に支払うコストというのは、それだけ大きなリソースなんです。
だから、自分のように周りに流されてふらふらと進学するようなことだけはやめてください。
それでは、ここから「大学院に進学してはいけない人の3つの特徴」について、説明していきます。
①就活を先延ばしにしたいだけの人
大学院に進学してはいけない人の特徴の1つ目は、就活を先延ばしにしたいだけの人です。
大学院に進学する人の中には、このような理由を持っている人が少なからずいたりします。
「就活がしたくない」という理由だけで進学するのは最悪です。
なぜなら、その場合大学院への進学に何も目的を持っていないからです。
冷静に考えて、何も目的なしに「2年間という時間」と「数百万円という大金」を投資するのって頭おかしくないですか?
自分にとってどのようなリターンがあるのか全く不明なまま、膨大なリソースを投資しようとしてるわけですから。
これだけのリソースを投資するなら、自分にとってのリターンを明確にしておかなければいけません。
例えば、
- 大学院の2年間で機械学習を学んで、市場価値の高いAI人材になる
- 研究で成果を出して、憧れだった学者になる
- 学部時代にサボってしまったから、圧倒的に個人で稼げる力を蓄える時間にする
などです。
当たり前ですけど、「2年間という時間」と「数百万円という大金」以上のリターンがある場合のみ、大学院に投資する意味が出てきます。
AI人材に慣れれば、投資したリソースなんてすぐに元が取れます。
子供の頃からの憧れだった学者に慣れたら、お金には換算できない価値があるでしょう。
大学院の2年間をひたすら自己投資に使い、圧倒的に個人で稼げるスキルと資産を持った状態で社会人になれば、人生がイージーモードになるでしょう。
このような感じで、大学院に進学する際は、投資したリソースに見合うリターンがなくてはいけません。
進学した後に目的を後付してもあまり意味はありません。
そもそも、「就活を遅らせたい」なんていう適当な理由で進学した人が、後からどんな理由を後付しようと、情熱を持って真剣に取り組めるわけがないからです。
自分が本当に心からやりたいと思えるものじゃない限り、どうせ三日坊主になっておしまいです。
その後、適当に酒飲んで、女遊びして、パチンコに行って2年間が終わるだけです。
就活を遅らせたところで、どうせ大学院生になってからまた就活はしなければいけないのです。
面倒なことは早めにさっさと終わらせるた人生の鉄則です。
②研究が苦痛だと感じる人
大学院に進学してはいけない人の特徴の2つ目は、研究が苦痛だと感じる人です。
どんな目的があろうとも、研究が苦痛に感じるのであれば、大学院には進学しない方がいいでしょう。
大学院は、普段の講義に加えて、しっかりと研究に取り組んでおかないと、修士論文が執筆できないからです。
研究室によりますが、週に一回教授や助教などに向けての進捗報告ミーティングがありますし、学会への出席を命じられることもあります。
そのため、当たり前ですが、大学院に進学したら研究は絶対に避けては通れないです。
そもそも大学院生の仕事である研究自体に苦痛を感じていたら、他に何かちゃんとした目的を持っていようとも、メンタルがやられて、集中できない可能性があります。
「司法試験の受験資格が欲しい」「一部の助産師のように大学院に進学しないと国家試験の受験資格が得られない」のような事情があるなら仕方がないです。
ただ、そのような大学院進学が不可避な目的ではない場合は、大学院進学はおすすめできません。
自分がいた研究室でも、研究が嫌いすぎてメンタルやられて脱落しかけた人がいました。
「脱落しなかったんかい」と思ったかもしれませんが、それは自分が手を差し伸べて、修士論文を半分以上書いてあげたからです。
その人も就活が嫌で適当に大学院に進学した人でした。
研究嫌いが大学院に進学すると、ろくなことにはなりません。
皆さんも、最低限、自分に課される研究をこなせるだけの体質があるのかどうかだけはちゃんと確認するようにしてください。
③自由時間に遊んでしまう意思の弱い人
大学院に進学してはいけない人の特徴の3つ目は、自由時間に遊んでしまう意思の弱い人です。
「研究がしたい」「研究者になりたい」などの理由で大学院へ進学した人以外は、大学院生活での自由時間に何をするかが重要になってきます。
学校の講義が終わり、研究もひと段落ついて、自由時間になった時にいかに自己投資を行うことができるかが重要です。
大学院は、学部時代ほどではないですが、それなりに自由な時間があります。
「研究をしたい」という以外で大学院に進学した人は、この自由時間を有効活用しないと、進学した意味が全くありません。
自由時間に何もせずにいると、特に興味がない研究を2年間だらだら続けて、自分には特にスキルも資産も残っていないという結末を迎えます。
自由時間に何をするかは色々と考えられます。
- 個人で稼げるスキルを身につける
- YouTubeやブログなどの資産を大量に蓄える
- インターンにたくさん参加してみる
- 小さく起業してみる
- 金融知識を身に付けて投資してみる
とにかく、大学院に進学した目的が研究関連にないなら、自由時間を有効活用できないと意味がないため、すぐに遊んでしまう意思の弱い人は大人しく就職することを強くオススメします。
まとめ
ここまでで、大学院に進学しに方がいい人の特徴を3つ紹介してきました。
冒頭でも述べたように、今回紹介したもののうち1つでも当てはまった場合は、大学院への進学はしない方がいいでしょう。
何をするにしても、投資するときは必ずそれ以上のリターンが見込める時だけにしてください。
パチンコや競馬をしたり、宝くじをしたところで、数学的に期待値がマイナスになるのであれば、皆さん絶対にしないですよね。
大学院も同じです。
「2年間という時間」と「数百万円という大金」を投資しておいて、なんとなく卒業を迎えてしまったら、リターンが0なので大赤字となっていまします。
この膨大な赤字は、パチンコが可愛く見えてくるほどの赤字です。
「学歴ロンダをして、学歴を高学歴にアップデートすることでキャリア形成に有利になり、生涯賃金が上がる」などのような、何かしらのリターンを自分で考えているなら大丈夫です。
「研究生活」に耐性があることを前提として、ちゃんと「大学院に進学する打算的な目的」を持っている場合のみ、進学するようにしてください。
- 就活を先延ばしにしたいだけの人
- 研究が苦痛だと思う人
- 自由時間に遊んでしまう意思の弱い人
今回の内容については以下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください^^
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