東大と京大を徹底比較した結果
今回は、永遠のライバルである東京大学と京都大学の両者を徹底的に比較していき、結局どちらの方がすごいのかをまとめていきます。
別に大学なんて、自分が住みたいと思う場所とか、学びたい学問とか、大学の雰囲気で決めればいいだけですが、単純に面白そうなので、色々な項目で東大と京大を比較してみました。
一応、世間的には東大がNo.1で、京大がNo.2になっています。
この世間的なイメージから、東大の方が圧倒的に京大よりも上なのかというと別にそうでもないです。
東大が勝っている分野もあれば、京都大学が勝っている分野もあります。
色々な項目で比較してみると、東大と京大のそれぞれの得意分野が見えてきます。
それぞれの大学の得意分野が見えてくれば、どういう人がどっちに進学するべきかが見えてきます。
別に今大学受験に関係がない人でも、東大と京大の比較は単純に面白いと思うので、エンタメ感覚で楽しんでください(笑)
ここから8項目を厳選して、東大と京大の両大学を比較していきます。
この8項目の比較で、かなり東大と京大の違いを理解できると思います!
受験の難易度
1つ目の比較項目は、受験難易度です。
東大と京大で求める学生像が異なっており、問題の方向性が全然違います。
この両大学の違いを一言で言うなら、東京大学はより高度な処理能力が求めており、京都大学は深い表現力を求めているという感じです。
東大はどの科目も全体的に出題範囲が広く、また問題量もかなり多いです。
英語でいうと、英訳、和訳、リスニングがあって、大問数も小問数も多いです。
一方で、京大の場合は、リスニングがなく英訳と和訳だけで、しかも大問数は3問だけです。
問題数はそれほど多くない代わりに、英文の内容がかなり難解だったり、「これどうやって英訳すんの?」と思うような英作文が出題されたりします。
確か自分の年の英作文では、「南極」というワードが日本語の中にあったのですが、みなさん「南極」の英語を知っていますか?(笑)
でもこれは、別に知っていなくてもよくて、通常はこのような難解な単語を英訳するときは、別の言い方に変えて対処します。
このような感じで、京大の英語の試験では大問数は少ない代わりに、一つ一つの問題にかなりの思考力を要します。
数学の試験にしても、東大は難解な問題をとにかく素早く解かないといけませんが、京大の場合は答えを合わせることももちろん大事ですが、答えに至るまでのプロセスをかなり大事にしていたりします。
このような感じで、問題の方向性が違うのですが、やはり個人的には東大の入試問題の方が難しいと思います。
受験難易度は一応、偏差値という形で数値化されているので、最後にそれだけ見ておくと、
東京大学の場合は、文科一類は偏差値75、文科二類は偏差値74、文科三類は73、理科一類は偏差値71、理科二類は偏差値71、理科三類は75とされています。
そして、京都大学の場合は、文学部が偏差値72、法学部が偏差値73~76、経済学部偏差値69~72、教育学部が偏差値68~72、総合人間学部が偏差値68~72、理学部が偏差値69、工学部が偏差値67~69、薬学部が偏差値69、農学部が偏差値67~68となっています。
やはり、全体的に東大の方が偏差値が高い傾向にありますね。
キャンパスの立地
2つ目の比較項目は、キャンパスの立地です。
やはり、大学4年間、長い人なら6年間を過ごすキャンパスの立地はかなり重要ですよね。
このキャンパスについては、数値的なデータに基づく比較ではないので、特に勝敗はないです。
どっちのキャンパスがいいかは、各々の好みになります。
まず東京大学についてですが、東京大学には
- 本郷キャンパス(主に3、4年の各学部)
- 駒場キャンパス(主に1、2年の前期教養学部)
- 柏キャンパス(主に大学院・研究所)
- 白金台キャンパス
- 中野キャンパス
の5つのキャンパスがあります。
この中でも、押さえておくべきは「本郷キャンパス」と「駒場キャンパス」です。
この本郷キャンパスと駒場キャンパスについては、かなり立地がいいです。
例えば、駒場キャンパスは、京王の井の頭線に乗れば2駅で下北沢や渋谷に行けます。
本郷キャンパスなら、上野が近いですし、東京ドームや武道館など有名なスポットが近くにたくさんあります。
ただ逆にいうと、都会にであるがゆえに、東京大学の場合は、家賃が高くて大学周辺に住むことが難しいです。
かといって、大学から少し離れた場所に住むと、1限に出席するために満員電車に乗らなければいけなくなります。
そのため、少々高い家賃を払うことができる人にとっては大学の立地は最高ですが、高い家賃が払えないという人には、大学の立地の良さが若干裏目に出てしまうかもしれないです。
一方で、京都大学についてですが、京都大学に次の3つのキャンパスがあります。
- 吉田キャンパス(学部生)
- 桂キャンパス(主に工学研究科)
- 宇治キャンパス(主に工学研究科と農学研究科)
京都大学の場合は、ほとんどの学生が吉田キャンパスで過ごすので吉田キャンパスにだけスポットを当てます。
吉田キャンパスは、どこにあるのかというと、ざっくりいうなら平安神宮や銀閣寺、八坂神社の近くにあります。
京大の場合は、東大のように渋谷とか東京ドームみたいなエンタメチックな場所は少ないですが、京都らしい寺社仏閣が並らぶ奥ゆかしいスポットが近くにたくさんあります。
京大は東山地区にあるので、八坂神社、清水寺、南禅寺、銀閣寺、知恩寺など、超有名スポットに超近いです。
また、嵐山、北野天満宮、金閣寺、龍安寺なども電車を使えばすぐにアクセスできます。
そのため、都会ではないですが、京都らしい雰囲気の街並みが好きな人にとっては、最高のキャンパスだと言えます。
また、都会に出たければ、京阪を使ってすぐに30分もかからずに大阪に出ることができます。
また、嬉しいことにこの吉田キャンパス付近は東大と違って、家賃が高いということもありません。
自分も家賃5万円ほどで、大学のすぐ近くに住んでいました。
そのため、京大生は基本的に自転車通学をします。
ずっと京大にいると当たり前の風景になってしまうのですが、京大のキャンパス内は大量の自転車であふれています。
初めて京大に来た時には、びっくりする人がいるかもしれません。
今回のキャンパスの立地の勝敗については、その人の財力だったり、どのような街並みが好きかなどに依存するので、各々で勝敗をつけてください。
女子学生の数
3つ目の比較項目は、女子学生の数です。
ここからは、主観要素を排除した、完全に数値化されたデータのみでの比較担っていくので、スピーディに比較していきます。
女子学生の比率については、以下に主要大学の女性比率を示した画像を添付します。(データは2019年のもの)
2019年度では、東大が19.3%で京大が22.5%らしいです。
ほとんど変わらないので、これは勝敗をつけても意味がなさそうですね。
東大と京大のどちらに進学しても、学部にもよりますが、クラスに女子がいっぱいいるということは諦めた方がよさそうです。
上図のデータには反映されていませんが、東大と京大は、旧帝大の中ではダントツで女性比率が小さいです。
阪大や九州大学のような他の旧帝大は、だいたい30%近くあるので、東大や京大と比べると結構な差があります。
女性自身も東大や京大に進学するとモテないということをわかってると思うので、この両大学に進学しようとする女子は少ないのだと思います。
東大には、これまで一度も女性比率が2割りを超えたことがないという、「女子2割りの壁」というものが存在するらしいです。
京大は知らないですが、東大には、東大に行くとお嫁に行けなくなるという伝説があるくらいです。
女の子にとってお嫁にいけなくなるのは、壊滅的なダメージですよね。。
東大や京大に行っても、5人に1人も女子がいないので、ほとんどの人は他の大学の女子と付き合ったりします。
東大はあまり詳しくないですが、京大の場合は、京都女子大学か同志社女子大学か同志社大学の人が多かったですね。
自分も学部時代は、同志社大学や同志社女子大学の人と付き合ったことはありますが、京大の人とは一回も付き合ったことがないですね。
そもそも女子が全然いないので、何も京大女子との間にイベントが発生しないですね(笑)。
ノーベル賞の受賞者数
4つ目の比較項目は、ノーベル賞の受賞者数です。
ノーベル賞の受賞者数は、京大は11人、東大が8人で京大の勝ちです。
今回は、各受賞者が教育を受けた、また研究を行った日本の大学数でカウントしています。
京大の内訳は以下のようになります。
東大は以下です。
京大は全て自然科学分野で、東大は色々な分野からの受賞者がいて、大学の色が強く出ていますね。
平均IQ
5つ目の比較項目は、平均IQです。
正直、平均IQについては、公式なデータがないので、なんとも言えないですが、よくネット上で記述されることが多いのは、東大が127で、京大が121です。
正確性には欠けますが、ここでは東大の勝ちとします。
一度、全学生を対象にIQテストを行って、公式データを集めてみてほしいですよね。
ちなみに他の大学については、以下のようになっています(これも信憑性は微妙です)。
大学名 | IQ |
慶應義塾大学 | 118 |
東京医科歯科大学、大阪大学 | 117 |
一橋大学 | 115 |
東北大学 | 114 |
早稲田大学 | 113 |
神戸大学 | 112 |
名古屋大学 | 111 |
北海道大学 | 110 |
筑波大学 | 109 |
何をもとにこのようなデータが出回っているのかは知りませんが、このIQに関しては、それほどあてにせず「ふーん」と思うくらいで大丈夫です(笑)。
上場企業の社長の数
6つ目の比較項目は、社長を輩出した数です。
社長といっても、会社なんて誰でも作れてしまうので、へぼい会社ではなく、上場企業に限定しました。
以下のデータによると、東大は169人で、京大は86人となっており、東大の勝ちですね。
上場企業は東京に集中しているので、その点、上位に慶應・早稲田・東大がくるのは必然的ですね。
京大出身者は、大阪ガスのような関西の上場企業だったりとか、一部関東って感じですかね。
それにしても、今回は関係ないですが、慶應の社長数は圧倒的ですよね。
慶應はMBAも強いですし、ビジネス面ではさすがかなりの存在感ですね。
高被引用論文数
7つ目の比較項目は、高被引用論文数です。
高被引用論文というのは、科学全体を22の研究分野に分類し、各研究分野における被引用数が世界の上位1%に入る卓越した論文と定義します。
なぜそのように定義するのかというと、いくら論文数が多くても誰にも引用されないような雑魚論文ばかりだったら意味がないからです。
クラリベイト・アナリティクス社の調査によると、高被引用論文数の一位は東大で1326です。
ちなみに全体における高被引用論文の割合は1.6%です。
そして、2位が京都大学で高被引用論文数は764です。
全体における高被引用論文数の割合は1.2%です。
このデータによると、東大の方が、質が高くて多くの研究者に引用されるような論文を書いていることがわかります。
卒業生の平均年収
8つ目の比較項目は、卒業生の平均年収です。
卒業生の平均年収は、東大の勝ちですね。
以下のデータによると、東大が729万円、京大が677万円です。
やはり、上場企業の社長の数からも分かる通り、関東に集中しまくっている上場企業で出世しやすいのはやはり東大の方なので、東大の方が平均年収が高くなった当然ですね。
さらにいうと、意外かもしれませんが、京大より東大の方が、独立や開業志向の人が多いので、それも平均年収を上げる要因になっています。
まとめ
ここまでで、8つの項目で東大と京大を比較していきました。
東のトップと西のトップだけあって、かなりハイレベルな戦いになります。
勝敗をまとめると以下のようになります。
項目 | 勝者 |
受験難易度 | 東大 |
キャンパスの立地 | 個人の条件に依存 |
女子学生の数 | 京大(だけどほぼ互角) |
ノーベル賞の受賞者数 | 京大 |
平均IQ | 東大 |
社長の数 | 東大 |
引用論文数 | 東大 |
平均年収 | 東大 |
改めてまとめてみると、今回比較した項目では圧倒的東大の勝利ですね。
どんな比較を行うかで勝者は変わってくるので、今回の結果はあくまで参考程度だと思ってください。
例えば、警察と絡んだ数とか、ギャグセンスなどが比較項目に入ると、京大に有利になってきますからね。
勝敗をつけはしたものの、それぞれの大学にはその大学にしかない魅力がたくさんあるので、個人の好みや目的を考慮して、好きな方を選びましょう。
自分はずっと関西で育ってきたし、都会よりも京都に住みたかったので、京大一択でした。
それではよきキャンパスライフを。
今回の内容については以下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください^^
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