結論
どちらでもいいが、オススメはRuby(Ruby on Rails)
- (理由1)未経験からの転職の場合、即戦力ではなくポテンシャル採用であるため、スキルレベルは重要ではなく、とにかくどちらかの言語でアプリを制作したことがあるかどうかの方が重要であるから
- (理由2)RubyとPHPは表記方法が違うだけで構造はほとんど同じであるため、どちらかを触っていれば、もう一方はすぐにキャッチアップできるから
- (理由3)PHPではなく、Rubyをオススメするのは単純にRubyの方が勉強できるサービスやネット情報が充実しているから
未経験からのエンジニア転職では、RubyとPHPのどちらを勉強するべき?
いきなり結論ですが、どちらでもいいです。
自分の好きな言語、触ってみたいと思う方の言語を勉強すればいいです。
このブログの記事に投げやりになって、適当に書いているわけではなくて、本当にどちらでもいいんです。
このまま終わると「ブログ書く気がないのかこの野郎!」という声が聞こえてきそうです。
なので、以下になぜRubyとPHPのどちらでもいいのか、そして強いて言うなればなぜRubyをオススメするのかの理由を説明していきます。
RubyとPHPはどちらでも良い理由①
未経験からのエンジニア転職の場合、「どちらの言語がどれくらいできるか」というスキルレベルではなく、「とにかく自身の力で何かしらアプリを制作したことがあるかどうか」という熱意の方が圧倒的に重要だからです。
よく考えてみてください。
実務経験がない未経験者が「Ruby on Railsできます!」と言ったとしても、そのスキルレベルは、現役エンジニアの方からしてみれば、どうでもいいくらい大したことがないものです。
つまり、現役エンジニアの方からすれば、少し勉強して1つ2つオリジナルサイトが作れるようになったRubyと、ゼロベースのPHPの差はほとんどないわけです。
したがって、未経験者がエンジニア転職をしようとする場合には、「RubyとPHPのどちらを勉強した方が有利になるか」ということを考えるのは転職戦略がそもそも間違っています。
そうではなくて、使う言語はなんでもいいので「自分は○○のことを考えて、△△が□□の時に使えるようにオリジナルアプリを制作してきました!」というように、5W1Hを明確にしたアプリを熱意を持ってプレゼンすることこそが、面接官が未経験者に求めていることです。
面接では「いかにエンジニアという職業に魅力を感じていて、ものづくりに熱心かどうか」を伝えることが重要であるので、「どの言語がどのレベルできる」という勝手な評価軸は捨てた方がいいでしょう。
つまり未経験者の場合、プログラミング言語はオリジナルアプリを作るためのただの「手段」であって、その手段自体のレベルが問われることはないので勘違いしないようにしましょう。
RubyとPHPはどちらでも良い理由②
RubyとPHPに限らずですが、この2つの言語は表記方法と若干ルールが異なるだけで、全体的な動作や構造は同じであるため、片方を習得すれば、もう一方の言語もできると見なされるからです。
サーバーサイドに初めてチャレンジする方は、コントローラーやモデル、CRUD、一対多などの概念がたくさん出てきて大変だと思います。
しかし、何か1つサーバーサイド言語を習得すれば、これらの概念はサーバーサイド言語の全てで共通しているため、他のサーバーサイド言語の学習コストは格段に下がります。
そのため、RubyとPHPのどちらかを頑張るだけで、その他全てのサーバサイド言語にすぐキャッチアップできるでしょう。
例えば私が転職活動をしていた時は、ほとんどRuby on Railsの勉強しかしておらず、ポートフォリオサイトも全てRailsで制作しました。
ただ、私の内定先で使用するのはLaravel(PHPのフレームワーク)です。
面接官の方も「うちはLaravelで開発してるんだけど大丈夫?」なんてことは言ってきませんし、会話の中で軽く「YUJIさんはRailsを勉強してくれてたみたいだけど、うちの会社はLaravel中心だからよろしくね♪」と言われただけです。
それくらいRubyであるかPHPであるかはどうでもいいのです。
片方ができればもう一方もできる。
これがエンジニア界隈では当たり前ですし、実際そうです。
これが、RubyとPHPのどちらを勉強してもいい2つ目の理由です。
どちらかと言うとRubyをオススメする理由
以上の理由から、未経験者がエンジニア転職する際には、勉強するのはRubyとPHPのどちらでもいいことがわかりました。
とは言っても、「どっちでもいいが一番困る!」というのはよく分かります。
そのような方にはRuby(Ruby on Rails)の方を断然オススメします。
なぜ、Rubyの方をオススメするのかというと、Rubyの方が圧倒的に学習教材やネット上の情報が充実しているからです。
Rubyを学習しようとすると例えば以下のサービスが揃っています。
- Progate(Rubyコース)
- Progate(Ruby on Rails)
- ドットインストール(Ruby入門)
- ドットインストール(Ruby on Rails)
- Ruby on Railsチュートリアル
- その他ほぼ全てのプログラミングスクール
これらの学習教材・サービスに加えて、Ruby(Ruby on Rails)の場合は、わからないことがあれば、だいたいのことはGoogleに情報が落ちています。
Rubyは1995年に作られ歴史が深い上に、作成者が日本人であるためとにかく情報が多いのです。
そのため、私が初学者にオススメするのは、まずRuby on Railsでサーバーサイド言語の基礎を身につけてから、LaravelやDjango(Pythonのフレームワーク)のような他のサーバーサイド言語に移行することです。
まとめ
今回は、独学することを想定して執筆していますが、基本的にはすぐにスクールや優良教材に投資して、短期集中で基礎学習を終わらせるのが鉄則です。
半年間だらだらと勉強するよりも、2ヶ月ほどで学習を終わらせてしまって、残りの4ヶ月を副業したり転職して実務経験を積む時間に回したほうが、よほど効率が高いからです。
たとえスクールで10万円ちょっとかかったとしても、そこで得た知識を使って副業をすれば3ヶ月後には、投資した金額以上のリターンを得ることができます。
実際に自分は、スクールに通って2ヶ月ほどで基礎学習を全て終わらし、その後1ヶ月もしないうちに15万円の案件を受注しました。
その時点でプラスマイナスゼロです。
そしてその後も、スクールで得たスキルを使って100万円以上は稼いでいるので、はじめに投資した金額が7倍近くになって返ってきています。
自分はTechAcademyという、オンラインプログラミングスクールに投資しました。
オンラインでいつでもどこでも受講できる上に、料金が業界でも最安値に近かったからです。
プログラミングへの投資は、リターンがすぐ得られることを考えれば、実質無料みたいなもんです。
むしろお財布がプラスにしかならない。
常に投資的な思考を持ちましょう。
そうでなければ人生を大きく損してしまいます。
最後に、もう一度結論をまとめておきますね。
どちらでもいいが、オススメはRuby(Ruby on Rails)
- (理由1)未経験からの転職の場合、即戦力ではなくポテンシャル採用であるため、スキルレベルは重要ではなく、とにかくどちらかの言語でアプリを制作したことがあるかどうかの方が重要であるから
- (理由2)RubyとPHPは表記方法が違うだけで構造はほとんど同じであるため、どちらかを触っていれば、もう一方はすぐにキャッチアップできるから
- (理由3)PHPではなく、Rubyをオススメするのは単純にRubyの方が勉強できるサービスやネット情報が充実しているから
今回の内容については以下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください^^