結論
- 自分に正直に生きればよかった
- 働きすぎなければよかった
- 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
- 友人と連絡をとり続ければよかった
- 夢を諦めなければよかった
あなたは今自分らしく生きられてますか?
自分は日頃から「自分らしく生きられているか。死ぬ直前に後悔はしないか」ということを考えています。
自分らしく生きるというのは難しいものです。
それは「何が自分らしいのか」を見つけることが難しいからです。
そのため、初めは「多くの人は死ぬ直前に何を後悔しているんだろう」と考えることから始めるのがいいと思っています。
多くの人が共通して後悔しているということは、自分も将来死ぬ直前になって後悔する可能性が高いからです。
そして、そのことを知った上で後悔しないように、逆算して行動を起こし続けるのです。
そうすれば「自分らしく生きる」「幸せに生きる」という道に大きく近づくことができます。
この「人が死ぬ直前に後悔すること」は、死ぬ直前だからこそ気がつくことができます。
そのため、今どれだけ必死に自分の頭だけを使って考えたとしても、答えは出ないでしょう。
そのため、本記事では先人たちが、死ぬ直前に一体どんなことに後悔したのかを、ブロニー・ウェア著『死ぬ瞬間の5つの後悔』を参考にしながら、紹介していきます。
自分に正直に生きればよかった
まず1つ目の後悔は「自分に正直に生きればよかった」です。
あなたは今、自分に正直に生きることはできていますか?
誰かの顔色を伺っていたり、世間に流されたりしていませんか?
多くの人は、常識や古い風習に頭が洗脳されているため、自分が誰かの顔色をうかがったり、世間に流されていることに気が付きもしないのです。
例えば、大学受験や就職活動、結婚などの人生の大きなイベントにおいて、自分の夢や意思だけを考慮して選択をすることができた人は世の中にどれくらいいるでしょうか?
おそらくほとんどいないと思っています。
大学受験については、今時大学を受験するのは当たり前だからといって何も考えずに受験勉強を必死に頑張ったりします。
「両親を喜ばしたいからいい大学に入ろう」「友達からよく見られたいからいい大学に入ろう」「先生に褒められたいからいい大学に入ろう」
“両親”、”友達”、”先生”など、常に誰かの目を気にしているのです。
就職活動や結婚についても同じです。
決定に自分の意思はどのくらいありますか?
自分の意思が100%でなければいけません。
誰かの意向や、誰かの目なんていうくだらないものに自分の人生を決めさせてはいけないのです。
人生のあらゆる場面で選択を迫られた時、あなたの「夢」や「将来ありたい姿」に近づくためには、どの選択肢が最も適切であるのかを真剣に考える必要があります。
その決定に他人が入り込む余地はないし、決して誰かの目を気にしてはいけません。
他人はあなたが思っているほど、あなたなんかに興味がありません。
誰かがあなたの選択に何かを言ってきたとしても1mmも気にしなくて大丈夫です。
結局、言った本人は数時間後には覚えていないほど、適当に発言しているのです。
自分だけを信じていきましょう。
自分らしく生きていきましょう。
働きすぎなければよかった
2つ目の後悔は「働きすぎなければよかった」です。
これに関しては、死ぬ直前にならなくてもわかるのではないでしょうか?
毎日平日は朝から晩まで働き続け、楽しみは金曜日の夜と土曜日だけ。
せっかくの日曜日も、明日仕事があると思うと全力で楽しむことができない。
信じられないですが、ほとんどのサラリーマンはこんな状態で何十年間も働き続けます。
平日の朝には、目が死んで白髪が生えかかったゾンビサラリーマンが都内を徘徊しています。
まるでリアルウォーキング・デッドです。
彼らのほとんどは、会社で働く以外にお金を稼ぐ手段を知らないため、この労働地獄から抜け出すことができないのです。
「住宅ローンを返済するため」「家族を養うため」と呪文を唱えながら、毎日好きでもない会社に仕方がなく通い詰めるのです。
こんなゾンビサラリーマンになってはいけません。
日本人は金融リテラシーがないために、非効率的な方法で過剰に働きすぎなのです。
自分らしく働ける職業を見つけましょう。
効率的に稼げる働き方を知りましょう。
そして、大きな可処分時間と可処分所得を勝ち取るのです。
そうすれば、きっと死ぬ直前に「働きすぎた」と後悔することはないでしょう。
思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
3つ目の後悔は「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」です。
皆さんの中にも、自分の気持ちを素直に伝えることができず、すでにいくつもの後悔をしている人はいるのではないでしょうか?
高校時代に好きな女の子に告白をすることができなかった。
両親に自分の本当にやりたいことを伝えることができず、言われるがまま大学を受験してしまった。
理不尽ばかりを言う上司に自分の気持ちを伝えることができずに、ひたすら我慢して会社に居続けてしまった。
などです。
自分の短い人生の中にも、いくつもの後悔があります。
相手を傷つける悪口であったり、大勢の人に迷惑をかけることでさえなければ、自分の気持ちを伝えることにデメリットなんて一つもないのです。
自分の気持ちを一言伝えるだけで、人生が大きく変わる場面なんていくつもあります。
もしあなたが高校時代に、勇気を出して好きな人に告白をしていれば、今頃あなたは婚活なんかしておらず、その人と幸せな結婚人生を送れていたかもしれません。
もしあなたが両親にしっかり自分のやりたいことを伝えて、決められたレールではなく然るべき道を選択できていたら、今頃面白くもなんともない仕事をすることなく、毎日自分らしい働き方をできていたかもしれません。
もしあなたが勇気を持って上司に自分の気持ちを伝えることができていたら、今頃もっと高給で、もっとやりがいのある仕事に活き活きと取り組めていたかもしれません。
とは言っても、思い切って自分の気持ちを伝えるということは簡単にはできないからこそ、多くの人が死ぬ直前に後悔をすることになります。
とにかく、自分の意思をすぐに殻の中に引っ込めない。
自分の気持ちを伝えるんだという強い気持ちを意識する。
小さな場面からでもいいから、自分の気持ちを伝えてみる。
いきなり全てをできる人なんてこの世の中にはいません。
少しずつでいいので、主張できなかった自分を変えていきましょう。
友人と連絡をとり続ければよかった
4つ目の後悔は「友人と連絡をとり続ければよかった」ことです。
令和時代では、すでにモノが溢れかえっていて、ほとんどの人の物質的な欲求は満たされています。
また、リンダ・グラットン著『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』にも書かれていますが、資産には大きく「有形資産」と「無形資産」の二つに大別されます。
有形資産は読んで字のごとく、形のある資産であり、資金・不動産・株式などです。
そして、無形資産は何かというと、形がない資産、つまり良好な人間関係です。
仲が良い友達に囲まれていたり、良好な夫婦関係だったり、子供がいたりなど、このような人間関係という名の無形資産は、自分の幸福度を高める上で、有形資産と並んで決して無視できない存在です。
有形資産だけ持っていても、孤独だったとしたらその人は決して幸せではないでしょう。
逆に友達や家族がいたとしても、貧乏で人生の選択肢が狭まっていると、それも幸せとは言えないでしょう。
つまり当たり前ですが、有形資産と無形資産の両方が充実していることが好ましいのです。
有形資産の形成に関して一生懸命になる人が多いのですが、無形資産の形成をなえがしろにしがちな人がいます。
しかし、有形資産と無形資産を比べた時、幸福度に貢献しやすいのはどちらかというと無形資産の方ではないかと個人的に考えています。
そして、無形資産は有形資産を作るよりも、よほど簡単に作ることができます。
友達、家族、恋人をなえがしろにしない。
連絡を積極的に取る。
お互いに助け合う。
大学を卒業して、社会人になると、学生時代まで充実していた人間関係が急転直下、身の回りには会社関係の人間ばかりになったり、友達と離れ離れになったり、仕事自体が忙しくなったりと、友達の存在が自分の中で薄れがちです。
そのような時こそ、繋がりがきれないように連絡を取ったり、SNSで繋がったり、会ったりしておきましょう。
そのような繋がりは、後々あなたを支えてくれる大きな力になってくれます。
死ぬ直前に後悔しないように、日々の喧騒の中でも友達や恋人、家族の存在を忘れないようにしましょう。
夢を諦めなければよかった
5つ目の後悔は「自分の夢を諦めなければよかった」ことです。
あなたは今、本当に自分がやりたいことができていますか?
多くの人は小学生の頃に「歌手になりたい」「ダンサーになりたい」「スポーツ選手になりたい」と無邪気に夢を語り、希望に満ちていたと思います。
しかし、中学、高校、大学、そして社会人と年齢を重ねるごとに、周りに流され始めて「安定」を求めて、気がつけば地元の公務員として働いているのです。
世の中の99%の人は、「リスクを負って自分の夢を追いかけることはいけないことなんだ」と勝手に思い込んで、決められたレールを走り、いつしか死んだ目をしたサラリーマンにたどり着くのです。
それは、周りの友達や家族が「安定した道の方がいいよ」「安定した収入を得なさい」と何十年間も言い聞かせるからです。
大人になってからでも、小学生の時に持っていたような大きな夢を持ってもいいのです。
自分の努力と働きかた次第では、安定したまま夢を追いかけることだってできるのです。
多くの人は「夢を追いかける=不安定な人生」だと勝手に決めつけています。
本記事を読んだ人には、まずこの思い込みを排除してほしいと思っています。
繰り返しになりますが、夢を追いかけつつ安定した収入を得ることだってできるのです。
例えばプログラミングで2〜3年ほど実務経験を積めば、通常のサラリーマンでは考えられないほど、高い給料をもらいつつ、柔軟な働き方を実現することができるでしょう。
例えば、歌手やダンサーになりたいという人は、エンジニアとして週に3〜4日間リモートで働いて、空いた時間を全てレッスンなどに費やせばいいのです。
また、世界一周旅行に行ってみたい人は、リモートで働けるようになれば、当然色々な国を回りながらも、安定した給料が得られるでしょう。
この章で最も言いたいことは、「夢を追いかける=不安定な人生」という式が成り立つのは努力をしない人間だけだということです。
常識や古い習慣というものは、いつだって、努力をしたり、行動したりする人にとっては全く関係がないものです。
これだけは覚えておいてください。
「安定」と「夢」
これは両立することができます。
後悔しない生き方をしましょう。
まとめ
これまで、人が死ぬ直前に後悔することをまとめてきました。
あらかじめ、多くの人が後悔することがわかっているのならば、手を打ちましょう。
それだけです。
ただ、どこまでいっても人間の欲望は尽きることがなく、死ぬ直前に後悔がゼロだという人はなかなかいないでしょう。
しかし少なくとも、努力して、行動して、「自分なりに精一杯自分らしく生きた!」「あれ以上は頑張れないから、あれが幸せの限界値だった」と心から言えればそれでいいのではないでしょうか?
幸せの定義は人それぞれによって違います。
何をしておけば「人生後悔がなかった」と言えるのかも人によって違います。
答えがないからこそ、人生は楽しいのかもしれません。
なんだか奥深いですね。
最後にもう一度、結論をまとめておきます。
- 自分に正直に生きればよかった
- 働きすぎなければよかった
- 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
- 友人と連絡をとり続ければよかった
- 夢を諦めなければよかった
今回の内容については以下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください^^