YouTubeの動画を100本投稿してみて分かったこと
自分は2020年の1月に初めてYouTubeに投稿し始めました。
初めは、カメラは何を使おうか、三脚台はどれがいいのか、マイクや照明はあったほうがいいのか、などなど右も左も分からない状態でしたが、なんとか始めることができて、半年ちょっとたった今、気がつけば投稿した動画が100本を超えました。
いやー。長かったような短かったようなという感じです。
皆さんもYouTubeを始めてみればわかりますが、仕事をしながら半年ちょっとで100本の動画をアップするのは、なかなか大変です。
ただ、それだけハイペースに高クオリティの動画を出し続ければ、やはりそれなりに結果がついてきて、今はありがたいことにチャンネル登録者数は6000人近くになりました。
そして、今も順調に毎月1000人ペースで増加し続けています。
発信するジャンルやもともとの知名度などによっては、半年もあれば登録者数が数万人いく人もゴロゴロいるので、自分のペースは決して早くはないですが、それでも、平均スピードよりは早い感じですね。
なかなか狙ってバズらせることは難しいので、いかに動画のアップロードを習慣化して、継続するかが鍵となります。
継続するといっても、今回のお話するように、高頻度で動画をアップロードする必要は全くないです。
今回は、私が実際にYouTubeを100本投稿してみて、高頻度でアップロードすると、自分にとって逆効果であることを確信したので、その理由について話していきます。
これからYouTubeを始めようと思ってる人、もしくはすでに始めている人はぜひ参考にしてみてください!
1本でも敬遠される動画を投稿すると登録を外されるだけだから
まず一つ目の理由は、「1本でも敬遠される動画を投稿すると登録を外されるだけだから」です。
これを聞いてどういうことって思った人がいるかもしれないです。
でも、そういう人も自分が誰かのチャンネル登録を外すのはどういう時かを想像してくれたら、簡単にわかるはずです。
とりあえず皆さんがYouTubeのアプリを開いているところを想像してみてください。
そして皆さんのタイムラインには、チャンネル登録をした人の動画が次々と表示されているはずです。
ここで、過去にはいい動画をアップしていたからチャンネル登録をしたけれども、その同じ人が、全く面白くもない、興味もない、役にも立たない動画をアップロードしてきたらどう思いますか?
おそらく、それが皆さんの「誰かのチャンネル登録を外すタイミング」だと思います。
もしかしたら、定期的に登録者数一覧をみて、整理整頓している人もいるかもしれませんが、登録を外すパターンとしては、タイムラインに興味がない動画が流れてきた時でしょう。
多くの人は投稿すれば投稿するだけ、チャンネル登録される機会が増えると思っていますが、タイムライン上に動画が流れるわけですから、登録を外される機会にもなり得るわけです。
実際に自分も上記のことは何回か経験しています。
つまり、登録者数が減るのはいつも決まって、動画をアップロードするタイミングなんですよ。
動画をアップロードすると、タイムラインに動画が流れてユーザーの目につくわけですから、そこで改めて「そのまま登録を継続するか」「登録を外すか」のジャッジが下されます。
動画をアップロードしまくれば、ジャッジされる機会も必然的に増えるので、下手な動画を出すと、登録を外されて終わるだけです。
だからこそ、高頻度にアップロードするためにクオリティが下がるくらいなら、投稿頻度を週に2〜3程度にして、必ず視聴者に刺さる動画を作るべきだと断言できます。
ただ、流石に、週に1本だけだと、Twitterから大量に流入があったり、バズる動画じゃない限り、登録者数や再生回数を伸ばすことは難しいので、せめて週に2〜3くらいは頑張りたいところですね。
YouTubeを広告収入目的でやると消耗するだけだから
二つ目の理由は、「YouTubeを広告収入目的でやると消耗するだけ」だからです。
皆さんは、そもそも何のためにYouTubeを始めますか(始めていますか)?
ここで「広告収益でお金を稼ぎたい」と答えた人は、YouTubeを始めてもきっと時間の無駄になってしまうので、辞めたほうがいいと思います。
ヒカキンやはじめしゃちょー、ヒカルなどの大物YouTuberが超大金持ちになっているのを見ると、YouTubeは稼げるという誤ったイメージがついてしまいがちですが、実際にYouTubeだけで生活できる人なんて、ほんの一握りです。
YouTubeの広告収入は、再生回数や広告が表示される回数、広告単価によっておよそ決まりますが、ビジネス系の場合はだいたいチャンネル登録者数が1万人いてようやく4万円〜6万円くらいだと思ってください。
株式投資や不動産投資をメインにやっている場合は、広告単価がもう少し高くなるかもしれません。
逆にエンタメ系のような視聴者の平均年齢が低い場合は、広告単価が下がるため、もっと広告収入は低くなります。
実際に自分はエンタメ系には詳しくないので、参考程度にして欲しいですが、エンタメ系の場合だと登録者数が1万人いて月に5万円入ったらいいほうだと思っています。
もちろん、さっきも言ったように広告収入は、登録者数は全く関係なく、再生回数や広告の表示回数で決まるので、その人の投稿頻度や視聴維持率が大きなファクターになります。
登録者数1万人いたら、ビジネス系はだいたい4〜6万円、エンタメ系なら2〜3万円というのはあくまでだいたいの目安の話です。
皆さん、この話を聞いてどう思いましたか?
チャンネル登録者数が1万人ほどいて、月にようやく4〜6万円ですよ?
シンプルに少なすぎないですか?(笑)
まずほとんどの人は登録者数を1万人も集めることができないでしょう。
そして、毎日忙しい中一生懸命研究して、台本作って、撮影して、編集して、投稿してようやく1万人を達成しても、月に4〜6万円ほど。。これは明らかに割が合わないです。
だからそもそも、YouTubeを広告収入目当てで始めるのが間違っているわけです。
たまにTwitterのDMで、「今YouTubeからいくら広告収入をもらっていますか?」という質問が来ることがあるのですが、これを聞いた時に思うことは「この人は絶対YouTubeやらないほうがいいな」ということです。
だからこそ、再生回数や登録者数を増やすために、毎日投稿とまではいかなくても、週に5本や6本と高頻度で投稿する必要もないです。
そんなに頑張って高頻度で投稿したとしても、広告収入をあてにしている限り、その努力が報われることはないからです。
頑張ることを間違えてはいけません。
それでは、一体YouTubeはなんのためにやるのかという話は、次の理由で説明します。
YouTubeは集客メディアとして使った方が効果的だから
3つ目の理由は、「YouTubeは集客メディアとして使った方が効果的」だからです。
2つ目の理由で、広告収入目的でYouTubeはやるなと言いました。
広告収入目的でやってもいいのは、チャンネル登録者数を数十万人集められる演者だけです。
自分も含めてほとんどの人はそうではないので、広告収入のためではなく、集客メディアとして使うのです。
つまり、YouTubeで集客して、自分の売りたい商品やコミュニティに興味を持ってもらうということです。
そしてマネタイズするポイントは、YouTubeの広告収入ではなく、もちろん誘導した先にある自分の商品やコミュニティにあるわけです。
イケハヤさん、りゅうけんさん、マナブさん、マコなり社長、、
多くのインフルエンサーも同じことをやっているのは皆さんももうお気づきだと思います。
もちろん、登録者数が勝手に増えて広告収入が増えるのはいいことですが、広告収入はあくまでもおまけでしかありません。
りゅうけんさんなら人生逃げ切りサロンに、マナブさんならプログラミングやブログアフィリエイトの教材、マコなり社長なら自社サービス(TECH::CAMP)に誘導しています。
YouTubeは集客メディアとしては、現在最強に君臨しています。
法人でもYouTubeを使った宣伝を始めた途端に、売り上げが数十倍になったという報告はいくらでもあるくらいです。
なぜ、YouTubeは集客ツールとして最強なのか
それは
- 無料で利用できるから
- 動画コンテンツだから信用が圧倒的に蓄積されやすいから
- YouTubeアルゴリズムにより、自動的に興味関心層に動画を届けてくれるから
です。
この中でも特に②が要素が大きいです。
例えば個人の場合だと、顔を出さない文字だけのブログで何かを宣伝したとしてもやはり信用に欠けるため、CVR(実際に商品を購入してくれる割合)が低くなりがちです。
一方で、動画でしっかりと顔を出して、自分の声で伝えてくれたら、「この人だったら信用できる!」と思いませんか?
それくらい文字と動画では、ユーザーに伝えられる情報量が桁違いに違います。
そして伝えられる情報量が多くなればなるほど、信用してくれるようになるわけです。
もちろん、顔出しが必須というわけではないですが、抵抗がなければ顔出しでYouTubeするのが一番いいでしょう。
そして、投稿頻度については、別に登録者数や再生回数の増加を目的にしていないわけですから、週に5日も6日も投稿する必要はありません。
週に2〜3回露出しておけば宣伝には十分でしょう。
ちなみに、YouTubeの登録者数が1000人未満でも、投稿頻度が週に1〜3回でも月収数百万円という人はゴロゴロいます。
それは、もちろん広告収入ではなく、自分の商品を宣伝するためにYouTubeを使っているからです。
それだけYouTubeはマーケティングツールとしては優秀なんです。
まとめ
ここまでの話で、自分が実際に100本の動画を投稿した経験から、高頻度に動画をアップロードしなくてもいい理由について話してきました。
高頻度にアップロードしなくてもいいという結論にほっとした人は多いんじゃないでしょうか?(笑)
そもそも週に5〜7本投稿するのは体力的にも、時間的にも難しいと思いますけど、もしやろうとしている人がいたら、この記事の内容を参考にして今後の方針を考え直してみてほしいです。
むやみに投稿回数を増やしても、登録を継続するかしないかのジャッジをされる回数が増えるだけだし、そもそも広告収入を目的にしている時点でコスパが悪すぎます。
YouTubeは高頻度に投稿しなくてもいいって言ったんですが、例外的にYouTubeを始めたばかりの頃は、とにかく動画を作りまくって、アップロードしまくってほしいと思います。
それはなぜかというと、動画の作り方とかアップロードするとかそういう一連の作業に慣れて習慣化してほしいからです。
動画の作り方もわかって、全ての流れを押さえた時に初めて、量ではなく質を重視して投稿するようにしてください。
そして、趣味でやっていない限りは、しっかりとYouTubeで集客する目的となるものを作るようにしましょう。
作るものはなんでもいいです。
初めはnoteやBrainのような手軽なことからでもいいので、YouTubeで集客して販売するということをやってみてください。
こうやって「YouTubeで集客する→自社商品・サービスを販売する」という流れを自分で作れるようになると、後々かなり大きな武器になります。
今回の話を聞いてYouTubeを始めたいと思った人のために、note(無料)を書いてますのでよかったら参考にしてください。
それでは良い、YouTubeライフを♪
- 1本でも敬遠される動画を投稿すると登録を外されるだけだから
- YouTubeを広告収入目的でやると消耗するだけだから
- YouTubeは集客メディアとして使った方が効果的