結論
- WHY(なぜ学習するのか):「なぜプログラミングを学ぶのか」を明らかにし、モチベーション維持に繋げる
- WHEN&WHERE(いつどこで):決まった時間、決まった場所で勉強し、プログラミング学習を習慣づけよう
- WHAT(学習するコース):「HTML&CSS」「Sass」「JavaScript」「jQuery」 を道場コースまで全て学ぼう
- HOW LONG(勉強期間):「HTML&CSS」は最大2週間、「Sass」は数時間、「JavaScript」は1~3日、「jQuery」は最大1週間
- HOW MANY(学習量):「HTML&CSS」は最大3周、「Sass」は1周、「JavaScript」は1周、「jQuery」は最大2周
- HOW(勉強方法):1周目はとにかくインプットを重視する。2周目はアウトプットを重視しながら学習を進めよう
Progateの学習が捗る魔法の4W3Hを教えます
2020年現在、多くの会社が副業を解禁したり、「個人で働く時代」と言われるようになったことから、プログラミングを学習する人が急増しています。
せどりやアルバイトは、即金性はあるがこれらに費やした作業が自分の資産として残らず、その場限りのものとなってしまう。
ブログやYouTubeは、青天井に収益を見込むことができるが、収益化までに時間がかかる。
株式投資やFX投資は、青天井に収益を見込むことができかつ即金性もあるが、安定した収益を見込むことができない。
それぞれの副業には避けようのないメリット、デメリットがあります。
一方でプログラミングの場合は、「スキルとして蓄積される」「安定している」「即金性がある」の三つを満たす貴重な存在です。
唯一デメリットがあるとすると、他の副業と比べてイメージや見た感じがとっつきにくいため、挫折してしまう人が多いことでしょう。
私は一人でも多くの人が、挫折することなくプログラミングを学べるようになってほしいと思っています。
そのため、本記事ではプログラミング初学者が最もはじめに取り組むであろう、Progateの挫折しない効率的な学習方法について、4W3H(Why・What・When・Where・How・How Long・How Many)の形式で漏れなく説明していきたいと思います。
WHY(なぜ)
プログラミング学習を始める際に、まずやらなければいけないことは「なぜ自分はプログラミングを学習するのか」という理由を明確にしておくことです。
冒頭にも説明しましたが、プログラミング学習は他の副業と比べると途中で挫折しやすい傾向にあります。
そのため、「自分がプログラミングを学習する理由」つまり「自分がプログラミングを使って成し遂げたいこと」を明確にしておき、強い意思を持って取り組まないと必ず挫折します。
自分がプログラミングを使って成し遂げたいことは人それぞれによって異なるでしょう。
「副業でお金を稼ぎたい人」「エンジニア転職をしたい人」「自分でアプリを作ってリリースしてみたい人」「エンジニア塾を開いてみたい人」
何かを始める時には、途中で挫折しないために、この先もぶれることがない確固たる目的を持つことが必要ですが、それ以上に重要なことは「プログラミングができるようになることで未来がどのように変わるかを具体的にイメージしておくこと」です。
例えば、
- プログラミングの副業によって稼げるようになり、都内の綺麗なマンションに住めるようになる。
- リモートワークができるようになり、家族と過ごす時間が増えて、子供たちを色々な場所に連れて行ってあげられるようになる。
- 時間と場所に縛られずに働けるようになることで、ずっとやりたいと思っていたサーフィンができるようになる。
などです。
具体的であれば具体的であるほど好ましいです。
プログラミングを頑張った先に、どのような報酬があるかを強くイメージするだけで、途中で挫折する可能性がかなり低くなります。
プログラミング学習を具体的な将来像をイメージして紐づけておくと、「挫折してしまう=夢が叶わなくなる」という構図となり、急に諦めたくなくなるのです。
まずは学習を始める前に、この場で自分の「学習する目的」と「ありたい将来像」を明確にしてください。
When&Where(いつ・どこで)
プログラミングを学習する目的を明確にするとともに、「いつ」「どこで」学習するのかも一緒に決めてしまってください。
これは、学習することを習慣づけるために非常に重要な要素です。
まず「いつ」についてですが、プログラミング学習を自分の毎日のタイムスケジュールの中に固定してしまうことで、習慣化のハードルが一気に下がります。
これは言い換えると、プログラミングの学習をしなければいけない時間が毎日強制的にやってくるということです。
また、プログラミング学習をする時間をあらかじめ確保しておくことで、他の予定が入って学習する時間がないという事態を回避することができます。
次に「どこで」についてですが、やはり自分が一番集中できる場所、つまり誘惑が少ない場所を選ぶようにしましょう。
テレビがない、話しかけられることがないなど、各々集中できる環境には違いはあるかもしれませんが、とにかく自分が学習に集中できる場所はどこかを考えましょう。
自分の場合は、仕事前は7:00〜9:30まで会社で、仕事終わりは19:00〜23:00まで家の近くのサンマルクカフェで勉強することを習慣化していました。
これが最も自分の中でライフスタイルに合っていて、かつ集中できる時間と場所でした。
早速スケジュール帳を開いて、「プログラミング学習」という予定を明日以降のページに入ていきましょう。
What(学習内容)
副業で最も稼ぎやすいのは、現時点でフロントエンドエンジニアであるので、学習内容に関しては、フロントエンドエンジニアとして稼ぐために焦点を当てます。
念のために、副業におけるフロントエンドエンジニアとは何かを説明をしておくと、クラウドソーシングやココならから案件を受注して、LP制作やコーポレートサイト制作、WordPress移行・カスタマイズをする仕事です。
これらの仕事ができるようになるためには、Progateだけでは全然足りませんので、その後もいくつかステップがありますが、本記事ではこのプロセスにおけるProgateのフェーズで何を勉強するべきかを説明します。
Progateで勉強するべきは以下の5つだけです。
- 「HTML&CSS」の学習コースおよび道場コース全7レッスン
- 「Sass」の学習コース全1レッスン
- 「JavaScript」の学習コース全7レッスン
- 「jQuery」の学習コースおよび道場コースの全4レッスン
- (「PHP」の学習コースの全4レッスン)
「HTML&CSS」「Sass」「JavaScript」「jQuery」については必須です。
「PHP」については、後々Wordpressを学習することを考えると学習しておいてというくらいです。
WordPressで用いるPHPは非常に簡単なので、道場コースまではやらなくても大丈夫です。(体力的に余裕があったらやってもいいです。)
学習する順番は、上記の通り「HTML&CSS」「Sass」「JavaScript」「jQuery」で大丈夫です。
How Many(学習量)
次に「HTML&CSS」「Sass」「JavaScript」「jQuery」の4つをこの順番に勉強してくださいということですが、それぞれのコースの学習量(何周くらいするべきか)について説明します。
以下が各コースにおいて「どのくらい勉強するべきか」の目安です。
- HTML&CSSコースの学習コース&道場コース:3周まで
- Sassの学習コース:1周
- JavaScriptの学習コース:1周
- jQueryの学習コース&道場コース:3周まで
「HTML&CSS」については、プログラミング経験がゼロの人からすると、1周では何となくの全体像だけが分かるだけで、まだまだ理解が浅いパターンはよくあります。
そのため、1周で理解できなかった人は2周目、3周目と取り組んでみましょう。
3周目に関しては、プログラミング経験がゼロで、2周目が終わってもどうしても理解できないという人だけです。
基本的には1周、多くても2周で終わらせましょう。
「Sass」については、内容が少なく、かつ難しくもないため1周で十分です。
「JavaScript」については、次に学習する「JQuery」を結局はよく使用することになるので、JavaScriptとは何か、JavaScriptでは何ができるのかなどの全体像だけを分かっていれば大丈夫です。
そのため、「JavaScript」は1周で十分です。
最後に「jQuery」については、先ほどの「HTML&CSS」と同様の理由で3周までとしています。
「jQuery」も「HTML&CSS」と同様、基本的には1周、多くても2周で終わらせましょう。
How Long(学習期間)
次に「HTML&CSS」「Sass」「JavaScript」「jQuery」の4つのそれぞれのコースの学習期間(どのくらいの期間で終わらせるべきか)について説明します。
以下が各コースにおいて「どのくらい勉強するべきか」の目安です。
- HTML&CSSコースの学習コース&道場コース:2週間以内
- Sassの学習コース:数時間
- JavaScriptの学習コース:1〜3日
- jQueryの学習コース&道場コース:1週間以内
「HTML&CSS」については、プログラミング経験がゼロの人を想定すると、長く見積もって2週間としています。
1周で理解できた人は1週間くらいで終わるかと思いますが、もし理解できなかったとして2周目、3周目とやる場合でも2週間以内には修了させましょう。
「Sass」については、1レッスンしかないため数時間で十分です。
「JavaScript」については、道場コースがなく、簡単な学習コースのみですので1〜3日で修了させましょう。
そのため、「JavaScript」は1周で十分です。
最後に「jQuery」については、JavaScriptの知識がわかっていれば、それほど苦戦はしないので1週間以内としています。
How(学習方法)
何をどの順番で学習するかが分かったと思うので、次は具体的にどのように勉強すればいいかを説明していきます。
Progateの学習では、はじめに忍者わんことひつじ仙人の会話があり、そこで基本をインプットします。
次に演習問題があり、これまでの内容を使ってアウトプットしていきます。
大事なのは、このアウトプットの部分は、わからなくても最初の1分間は自分の記憶を辿って考えてみてください。
なぜなら、記憶を辿って自分の頭で考える時間がないとアウトプットにならないからです。
学習は、「インプット」と「アウトプット」を繰り返してこそ知識が定着します。
特にこれらのうち、アウトプットの方が特に重要で、学習はインプットが2割、アウトプットが8割が理想だと言われています。
そして、分からなかったことや頻繁に出てくる文法などは、ノートやPCのメモ帳にメモっておきましょう。
後になって、「これ、前にも出てきたぞ」となってもすぐにどこかしらから引き出せなければ時間のロスです。
プログラミングは暗記ではなく、ただのパズルのようなものなので、いかに手元にパーツがあるかが重要です。
そのため、このメモが次のコースの時にも役に立ったり、オリジナルサイトを作ったりするときに活躍したりします。
自分はPCのメモ帳に「HTML」「CSS」「JavaScript」「jQuery」などとタイトルをつけて、よく出てくる記述や文法をコピペしてメモっていました。
まとめ
ここまでで、Progateを超効率的に修了させる4W3Hについて説明してきました。
学習期間の目安として3週間ほどを提示していましたが、短縮できるならもっと短縮していきましょう。
Progateは、プログラミング初学者に優しいサービスではあるものの、いつもでもだらだらと繰り返すものではありません。
本記事に書いてあることが終わったら、不安があったとしても次のステージに移ってください。
そこでProgateにまた戻ってしまうと、本記事を読んだ意味がありません。
そのため、今回の記事に関連して以下の記事もぜひ読んでおくことをお勧めします。
最後にもう一度、結論をまとめておきます。
- WHY(なぜ学習するのか):「なぜプログラミングを学ぶのか」を明らかにし、モチベーション維持に繋げる
- WHEN&WHERE(いつどこで):決まった時間、決まった場所で勉強し、プログラミング学習を習慣づけよう
- WHAT(学習するコース):「HTML&CSS」「Sass」「JavaScript」「jQuery」 を道場コースまで全て学ぼう
- HOW LONG(勉強期間):「HTML&CSS」は最大2週間、「Sass」は数時間、「JavaScript」は1~3日、「jQuery」は最大1週間
- HOW MANY(学習量):「HTML&CSS」は最大3周、「Sass」は1周、「JavaScript」は1周、「jQuery」は最大2周
- HOW(勉強方法):1周目はとにかくインプットを重視する。2周目はアウトプットを重視しながら学習を進めよう
今回の内容については以下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください^^