ポートフォリオサイトの制作でで意識するべきこと
副業をしていると、営業をする機会が少なからずあると思います。
今現在、営業している人で、仕事じゃんじゃん取れてしまうという人と、全然仕事取れないという人など色々いると思います。
営業において大事なことは大きく分けると、ポートフォリオと営業文の2つです。
この二つがレベル高いものに仕上げることができていれば、あとはクライアントの好みの問題くらいです。
ただ逆にいうと、この二つが一定水準に達していないと、好みの問題以前に1分も経たないうちにすぐに選択肢から外されてしまいます。
Web制作にしても、動画編集にしても、サムネイル制作、ライティングにしても、ライバルは少なくはないですよね。
だからこそ、しっかりと営業文とポートフォリオの両方で意識すべきことは全て揃えて、差別化をしないと、簡単に埋もれてしまいます。
慣れてるクライアントならば、少し営業文とポートフォリオを見ただけで、この人はできる人なのか、仕事を頼んでもいいのか、簡単に見極めてしまいます。
営業文に関しては、以下の記事を参考にしていただければ大丈夫です。
そしてポートフォリオに関して意識すべきポイントについては、本記事でまとめていきます。
自分の営業文に関する記事と、今回のポートフォリオに関する記事を参考にしていただければ、みなさんが仕事を獲得できる確率は飛躍的に上がります。
一度作ってしまえば、あとはほとんど使い回せるので、営業文とポートフォリオに関しては、一切の妥協なしで気合い入れて作ってください。
今営業でうまくいってない人や、これからポートフォリオサイトを作ろうと思ってる人にとって、今回の記事は必ず役に立つと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
ポートフォリオの役割
ポートフォリオで意識すべきポイントについて話す前に、まずポートフォリオとはどういうものか、どんな役割を果たすべきものなのかということを理解できていますか?
ポートフォリオに関してよく勘違いしてることは、ポートフォリオを自分の作品集だと思ってる人がいることです。
そうではなく、ポートフォリオは「自分はこんな価値提供ができます」ということを示す営業道具です。
クライアントはお金を払ってお仕事を依頼するわけですから、その対価に見合うだけの価値提供をして欲しいと思っています。
そのための判断材料の一つが、ポートフォリオサイトです。
ポートフォリオをただの作品集だと思ってる人と、提供できる価値を示す営業道具だと思ってる人ととでは、かなりその仕上がりに差が出てきます。
ポートフォリオをただの作品集だと思ってる人は、これから紹介するポイントがいくつか抜けてしまっていると思います。
まずは、ポートフォリオに対する認識を再確認してください。
これはポートフォリオを作る以前の問題です。
ポートフォリオサイトを制作する上で意識すべきこと
自分が何者であるかを明記すること
まず一つ目に意識すべきポイントは、自分が何者であるかを明記することです。
以前の営業文に関する記事でも言いましたが、クライアントが重視してることは、コストパフォーマンスとその人に対する信用の二つです。
あなたが何者であるかがわからないと、二つ目の信用がほとんどない状態になってしまいます。
仕事を任せてもいいと思えるくらいには、プロフィールは充実させるようにしてください。
顔出ししたり、実名を出したりすると、そうしない時と比べて、段違いの信用を得ることができます。
そのほか、最低限あった方がいい情報は
- 活動拠点
- これまでの簡単な経歴
- ソフトなどの使用年数
- 自分のSNS
- 得意な分野
- 稼働できる時間
などです。
ここで、自分の雇用形態について副業でやる場合は、そのことは全く触れなくても大丈夫です。
「副業ですか?」と聞かれた時だけ答えてください。
フリーランスで仕事をする場合は、堂々とフリーランスと言えばいいです。
なぜ副業と言わない方がいいかというと、やはりフリーランスと違って、自分の依頼した仕事に対して、「本当に作業時間が確保できるのだろうか」という疑問が湧いてしまうからです。
いくら口で「稼働時間は週に25時間です!」と言っても、副業の場合は「会社の業務が急に忙しくなったりしたら作業できないんじゃないか」と思ってしまいます。
クライアントからすると、選択肢がたくさんある中で、自分の仕事に専念してくれるフリーランスではなくて、わざわざ副業で仕事する人に頼もうとする人いません。
依頼できる人が副業でやってる人のみとなった場合は検討するかもしれないですが、フリーランスの人がいるのであれば絶対にそっちに頼みます。
そのため、副業の場合は、自分の雇用形態はこちらからは言わないようにしてください。
自分のこだわりをしっかり文章にする
2つ目に意識すべきポイントは、自分のこだわりをしっかり言葉にすることです。
自分の制作物を見て、自分のこだわりポイント、特に高い技術レベルが求められるポイントなどを、全て気が付いてくれというのは無理な話です。
特に相手が何人も営業を受けている人であれば、なおさらそんな細かいポイントまで見ることはできません。
だからこそ、自分が一番力を入れたこだわりポイント、特に高いセンス、高い技術力をフルに投下した部分については、しっかりと言葉にしてアピールしまくってください。
そういう言葉を添えてくれているだけで、その制作物のどこに注目すればいいのかが一発でわかるので、クライアントも効率的に目を通すことができます。
Web制作であれば「このアニメーションはCSSで自作したオリジナルです」とか「JavaScriptはvueを使っているのでメンテナンスが簡単です」などです。
とにかく自分が力を入れた部分は、しっかりと言葉にして伝えないともったいないです。
こだわりポイントは書けば書くほど、その制作物に対する本気度が伝わるので有る限りいっぱい書いていきましょう。
過去の低クオリティな制作物を取り下げる
3つ目に意識すべきポイントは、自分がレベルアップしたらどんどんとポートフォリオをアップデートしていくことです。
ポートフォリオはたくさんあるほどいいというわけではありません。
はじめに言った通り、ポートフォリオは作品集ではなくて、提供できる価値を示すものなので、少なくてもクオリティが高いものが揃っていればそれで問題ないです。
そのため、過去に制作したクオリティの低いものをいつまでも残しておくと、クライアントからの印象が悪くなってしまいます。
せっかく作った制作物ですが、過去に作ったクオリティの低い作品は削除する勇気を持ちましょう。
ここで、ポートフォリオをただの作品集と思っているか、否かの差が出てきます。
ポートフォリオを見たときにレベルの高いものが揃っていると、仕事を頼む側も「おっ、いいね」となります。
しかし、そこにレベルの低いものが混ざっていると「あれ、この分野に関してはこのクオリティになっちゃうのかな?」と思っていまします。
クライアントは確実に対価に見合うパフォーマンスを出して欲しいと思ってるので、クライアントを安心させてあげるためにも、自信がある制作物だけを掲載するようにしましょう。
カテゴリー分けをする
4つ目に意識すべきポイントは、ポートフォリオをジャンル別にカテゴリー分けして整理整頓することです。
これもポートフォリオサイトをただの作品集だと思ってる人は、ジャンルが違う制作物をごっちゃにして、「はいこれが私の制作物達です」と言って渡してきます。
これはクライアント目線に立てばわかりますけど、かなり不親切です。
普通に考えて、クライアント側が求めてるのは、だいたいはある特定のジャンルです。
例えばWeb制作の場合であれば、コーポレートサイトを作って欲しい人は、コーポレートサイトの実績を見たいと思っています。
ECサイトだったらECサイトの実績を見たいと思っています。
タイトルをつけていたりすればわかるかもしれないですが、そんなに手間がかかることでもないので、初めからしっかり制作物のジャンルごとに、カテゴリー化しておくべきです。
そうすれば、クライアント側も見た瞬間に一発で、自分が見たい制作物はどこにあるのかがわかります。
ポートフォリオが整理整頓されているだけで、几帳面な印象、丁寧な印象をクライアントに与えることができます。
サービスメニューや料金を明記する
5つ目に意識すべきポイントは、サービスメニューや料金をしっかり明記することです。
まずは自分が「何ができる人なのか」を言葉でしっかりと示す必要があります。
これは、実力を示すということでもあるし、それ以上に、クライアント側は何を頼めるのかがわからないからです。
そして、何ができるのかがはっきりしない人は、応募者が多数いる場合はあっさり切り捨てられても仕方がないです。
いちいち、「あなたは○○はできますか?」「□□はできますか?」のようなコミュニケーションをとるのが面倒くさいし、そんな時間はクライアントにはありません。
「自分のできること」そして「その目安となる料金」もセットで作って明示しするようにしましょう。
皆さんもホットペッパービューティなどを見ていたら必ず「パーマは○○円」「カットは○○円」「カラーは○○円」と書いてありますよね。
あれと同じような感じで作ればいいです。
皆さんはどの美容院にいくかを決めるときは、どんなサービスメニューがあって、それがいくらなのかを確認しますよね。
そしてサービスメニューが多かったり、値段がお手頃だと、かなりいい印象を抱きます。
何ができるのかわからない、料金がわからない美容院なんて予約するわけがないです。
他にも選択肢がいっぱいあるわけですから、そんなところは1秒で切り捨てられます。
料金の自分のできることを列挙することに加えて、各々の自分のレベル感も合わせて書いておくと、なお親切です。
まとめ
ここまでの話で、ポートフォリオの認識についてと、ポートフォリオで意識すべきポイントについて5つ話してきました。
まずはポートフォリオはただの作品集ではなくて、クライアントに自分が提供できる価値を示す営業道具だという認識を持つことです。
そしてその上で、ポートフォリオを制作する上で意識すべきポイントは、まずは自分が何者であるかをしっかり示すことです。
あなたがどんな人かが最低限わからないと、あなたを信用することができません。
二つ目のポイントは、自分のこだわりポイントや強みはちゃんと言葉にすることです。
クライアント側も忙しいので、言葉にしないと伝わらないことが多いです。
自分が力を入れたポイントや強みは伝えないと損なので、しっかりアピールしていきましょう。
3つ目のポイントは、過去のクオリティの低い制作物を取り下げることです。
クライアントは、制作物の数ではなく、制作物のクオリティで判断するため、クオリティが低い過去の制作物をいつまでも残しておくのはデメリットしかないです。
4つ目は、制作物はカテゴリー分けしてしっかり整理整頓することです。
クライアントが見たい制作物にすぐにアクセスできるようにしておいてあげるだけで、クライアントも喜ぶし、丁寧な印象を与えることができます。
5つ目は、サービスメニューや料金を明示することです。
自分が何ができるのか、そしてそれらはいくらなのかという目安がないと、そもそも検討する段階にも至りません。
全体を通して、常にクライアント目線を忘れないでください。
どういう物を求めているのか、どういうデザインにしたらみやすいのか、必要な情報は過不足なくあるかなど、相手の立場を想像して制作しましょう。
一回、ポートフォリオが出来上がったら、自分がクライアントだとして、そのポートフォリオを眺めてみたらいいと思います。
そうすると、足りない情報や違う導線にした方が親切だなと気がつくこともあります。
あとはネットで検索すれば、いくらでも有能なポートフォリオは出てくるのでそれらを参考にしてもいいですね。
今回の記事が、営業がうまくいっていない人や、これからポートフォリオを作ろうと思ってる人の役に立てば嬉しいです。
- 自分が何者であるかを明記すること
- 自分のこだわりをしっかり明記する
- 過去の低クオリティな制作物は取り下げる
- 制作物はしっかりカテゴリー分けする
今回の内容については以下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください^^