結論
- お金のために働くな
- 資産と負債の違いを知る
- 自分のビジネスを持て
- 会社を作って節税せよ
- お金のためではなく学ぶために働く
『金持ち父さん貧乏父さん』の概要
本書の著者は日系アメリカ人のロバート・キヨサキさんであり、全世界で1000万部、日本国内でも100万部が売れており、
本書は、ロバート君と二人の父親を中心に物語が進んでいきます。
一人は本当の父親で大学卒のエリート、もう一人は友達の父親で中卒でした。
どちらが金持ちで、どちらが貧乏かというと予想に反して、中卒の父親がお金持ちで、大卒のエリートの父親が貧乏です。
この二人の違いは、「お金の正しい稼ぎ方」や「正しい働き方」「資産」に対する考え方でした。
お金や働き方に対する考え方が違うだけで、これほどの差が出てしまうのです。
これは、決してフィクションではなく実話であり、なおかつ身の回りの貧乏人とお金持ちの根本的な違いは、この考え方にあります。
それでは、物語を一から説明していては長くなるので、本書のポイントだけ以下に要約していきます。
お金のために働くな
多くの人は会社員として、会社に雇われお金をもらうために働いています。
ただ、雇われの身としてお金をもらう労働収入では、自分の時間を単純に換金しているだけで、働く時間が一日8時間程度と有限である時点で、もらえるお金もたかが知れています。
「給料日まだかな…」「ボーナスまだかな…」と毎日思っているようじゃ、いつまでたってもラットレースから抜け出すことはできません。
金持ちになるためにはただの労働者から抜け出し、次から説明する「資産を持つこと」「自分のビジネスを持つこと」が必要となります。
資産と負債の違いを知る
「資産」と「負債」の違いを正しく把握できている人は意外と少ないです。
金持ち父さんのいう資産とは「自分のポケットにお金を入れてくれるもの」です。
例えば、株式だったり、不動産だったり、書籍の印税などです。お分かりの通り、これらは、自分が何もしなくてもお金を生み出し続けてくれるものです。
一方、金持ち父さんがいう負債とは逆に「自分のポケットからお金を奪っていくもの」です。
代表的な例が、ローンを組んだ持ち家やマイカーです。これらは多くの人が資産だと思いがちです。
マイカーは、ローン金利や自動車税、車検代によって年間50万円近くのお金を奪っていきます。
また、持ち家については、住宅ローン金利や固定資産税、修繕費によって自分のポケットからお金を奪っていきます。
また、持ち家やマイカーは自分が買った瞬間に、中古車・中古物件となるので、価値も一気に落ちる事になり、売却利益を狙うこともできません。
これらは、持っているだけで自分のポケットからお金を奪っていくものなので、立派な「負債」と言えます。
自分のビジネスを持て
金持ち父さんはある人に「あなたのビジネスは何ですか?」と聞くと、「銀行員」ですと返ってきたそうです。
金持ち父さんがいうには、銀行を経営しているわけでないなら、銀行員は自分のビジネスではなく、ただの職種に過ぎないということです。
自分のビジネスとは、自分で会社を運営したり、今でいうと情報商材を作ったり、YouTuberをしたりして、会社員のように他人が作った事業の下で働いて労働収入を得るのではなく、自分の事業に働かせて収入を得ることです。
さらに、自分のビジネスを作る事によって、経費を使うことができるようになり、会社員よりも大幅に節税することもできるようになります。
つまり、自分のビジネスは「資産」にもなり「税金のコントロール」もできるようになるわけです。
お金のためではなく、学ぶために働け
お金持ちになるためには、株式投資や不動産、債券だけではなく、自己投資することも重要となります。
今働いている会社での仕事が、誰にでもできるような単純な事務仕事だったり、ただ立っているだけの警備員などであれば要注意です。
このような仕事をしていると、平日8時間という貴重な時間を費やして得られるものは、僅かながらのお金のみです。
そうではなく、お金を得るとともに、しっかり将来にわたって自分の資産となるスキルや経験が得られる会社で働くことこそが重要だと、金持ち父さんは言います。
ただ単純に、本を読んで学ぶのではなく、実際に自分が学びたいと思うことが学べる現場で働いて、労働収入を得るだけでなく「経験値」を稼ぐことです。
例えば、自分の場合は、プログラミングというスキルを求めて、誰でもできる仕事しかしていなかった大企業を1年で辞めて、エンジニア転職を果たしました。
この決断するために、この金持ち父さんの教えが私を後押ししてくれました。
もし、読んだことがない人はぜひ一度読んでください。
人生観が大きく変わるはずです。
まとめ
- お金のために働くな
- 資産と負債の違いを知る
- 自分のビジネスを持て
- 会社を作って節税せよ
- お金のためではなく学ぶために働く
今回の内容については以下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください^^