結論
- 会社員は天引きによって多額の税金を搾り取られるから
- 会社員は自分が提供した労働力の数分の1程度の給料しか対価としてもらえないから
サラリーマンは一生、搾取され続ける運命にある
皆さんは会社員がどれだけ搾取される存在かをしっかりと理解していますか?
日本の就業者数が約6433万人で、そのうち雇用されている人が5728万人であるため、およそ89%もの人がサラリーマンであることが分かります。
これはある意味で必然的なことであります。
なぜなら、世の中の大半の人はなんとなく大学に行って、なんとなく会社に入ってお金をちみちみと稼ぐことが人生だと思い込んでいるからです。
上記の統計から考えると、自分でビジネスをして個人事業主になったり、起業したり、資本家になったりしようとする人は、わずかに10%ほどしかいないわけです。
現在サラリーマンとして働いている人の大半は、完全に頭の中から個人事業主や起業家、資本家などの選択肢が抜け落ちているように思います。
自分が思うに、サラリーマンは彼らのことを少し下に見ているまであります。
「自分は大企業で働いて役職を与えられている一方、あなたは小さな個人事業主」といった具合です。
これに関しては少し私の偏見も入っていますが、概ねこのようなことを思っている人が多いのではないでしょうか?
しかし、現実は全くの逆で、資本主義社会の観点から見れば、負け組は完全に会社に雇用されているサラリーマンなのです。
なぜなら、サラリーマンは自分でビジネスをせずに楽をしている代償に、政府や会社から大量に搾取されているからです。
大企業のサラリーマンが小さな個人事業主を見下してしまうのは、この事実に気が付いていないからなのです。
以下から、具体的にどのように政府や会社から搾取されているのかを順番に説明していきます。
政府からの搾取:恐怖の天引き地獄
まずサラリーマンは政府からどのように搾取されているかというと、それは給料から税金や社会保険料を天引きされていることです。
減税徴収というシステム
源泉徴収という仕組みで、サラリーマンに「納税している」という意識を全くされることなく、税金を大量に搾取することができるのです。
この減税徴収システムは、もともとはというと
- 税務署の負担を減らすため
- サラリーマンの税務処理ミスを防ぐため
- サラリーマンの確定申告の手間を減らすため
という理由で作られたのが始まりです。
このシステムは確かにサラリーマンに上記の恩恵を与えていますが、一方でサラリーマンから税金を大量に搾り取るという恐怖の裏の顔を持っています。
つまり、サラリーマンは各種税務処理を全く行わなくていい代わりに、その代償として「納税意識」を奪われてしまったのです。
税務処理をしなくてもいいという「エサ」に飛びついた何も考えていないサラリーマンは、政府に多額の税金を収める犬になっているのです。
稼いだ額全てが課税対象となる
サラリーマンの場合、給料から所得税・住民税などの税金と、健康保険・介護保険・厚生年金・雇用保険などの社会保険料が天引きされてから自分の手取りとなります。
①税金=給料×税率であり、②手取り=給料ー税金です。
ここで、税率は当然給料が多くなればなるほど大きくなり、支払う税金も多額になります。
②の式こそ天引きを表していて、繰り返しになりますが大事なのでもう一度いうと、サラリーマンは給料から税金が引かれてから、自分の手取り(利益)となります。
一方で、個人事業主や法人として活動している人の所得は、売上から経費を引いたものとなり、この所得に対して課税されることになります。
つまり、よく節税の文脈で聞く「○○を経費として計上する」とか「○○は経費になる」というような言葉は、ここから来ています。
個人事業主や法人として活動している人は、自分の事業を行うにあたって当然様々なコストがかかっています。
そして彼らは、売り上げからこのコストを引いたものを課税対象とすることができるので、極端なことを言えば1000万円売り上げるのに、1000万円のコストがかかっていたら、課税対象は0円になり、税金を全く支払わなくてもいいことになります。
「でもこれだけコストがかかっていたら、たとえ支払う税金が0になっても、利益はないじゃないか」と思う人がいるかもしれませんが、そうはならないです。
なぜなら、この経費というものはビジネスでかかったコストはもちろんですが、自分の身の回りの家賃や飲食代なども言い方によっては全て経費として計上できるからです。
たとえば、家賃については「自宅兼事務所」、飲食代は「接待」とでも書いておけば、ほとんどの場合経費となります。
税務署は、小さな会社や小さな個人事業主への税務処理はかなり甘いため、ほとんどの人はこのような計上の仕方をして、かなりの額を節税しています。
これはサラリーマンには成せない技です。
これが長年積み重なると、サラリーマンと個人事業主/法人のの資産は、数千万円レベルで差がついていることでしょう。
会社からの搾取:労働量に全く見合わない給料
次に、サラリーマンは会社からどのように搾取されているかというと、それは提供した労働力に対してその数分の1程度の給料しか対価としてもらえないことです。
これは会社が利益を追求する立場であることを考えれば当たり前です。
つまり、会社は100の働きをする労働者を雇って、30の対価を渡すことで、70の利益を得ることで会社を経営しているのです。
労働者は入社する前に「私は30の給料をもらって100の働きをします」という契約を結んでいるため、搾取されても誰にも文句は言えないわけです。
なぜなら、契約した時点で70の労働力は搾取されることを事前に了承しているからです。
世の中の会社に雇われているサラリーマンは、この事実を当たり前のように受け入れているのです。
自分でビジネスをした場合は、もちろん100の仕事をしたら100の給料がもらえます。
シンプルな話です。
サラリーマンは、わざわざ会社に毎日出向いて、会社から言われたことを淡々とロボットのようにこなしているだけで給料がもらえることを代償に、本来提供している労働力に全く見合わない小さな給料しかもらえないのです。
残りの労働力はもちろん会社の利益として吸収されていきます。
この文章を書いているだけでなんだか悲しくなってくるレベルです。
まとめ
ここまでの説明で、サラリーマンは政府や会社からひたすら搾取され続ける存在であることはお分りいただけたと思います。
この事実を知ってもなお、あなたは白髪が生え始めるまで会社で働きますか?
あなたの人生を、政府や会社に奪われていけません。
知識がないと、人生を棒に振ってしまうのです。
自分でビジネスをしましょう。
自分が働いた分は全て自分の利益とするのです。
今の時代は、自分でビジネスをするための情報が山のように溢れています。
プログラミング?動画編集?SNSコンサルティング?デジコン販売?
あらゆる分野で成功者はすでに存在します。
彼ら/彼女たちを模倣するだけで、ひとまず自分の力で会社と同等、いやそれ以上のお金を稼ぐことは簡単です。
それができれば、一気に会社への依存度が下がり、世の中の見え方が180度変わるでしょう。
まずは一歩踏み出すことから。
それでは最後にもう一度、結論をまとめておきます。
- 会社員は天引きによって多額の税金を搾り取られるから
- 会社員は自分が提供した労働力の数分の1程度の給料しか対価としてもらえないから
今回の内容については以下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください^^
https://www.youtube.com/watch?v=Il6k6NEJZk8&t=10s