京都大学の自由すぎる文化4選
今回は、京都大学の自由すぎる文化を4つ紹介していきます。
私は学部と大学院の合わせて6年間を京都大学で過ごしました。
学生時代の後半の方では、京都大学で行われている全ての奇行が当たり前になっていましたが、他の大学出身の人からすると明らかに異質な文化があるので、今回はその中から4つを厳選して紹介していきます。
東京大学も色々と面白いのは知っていますが、他の大学のことは全然知らないので、もし京都大学に負けないくらいのハイセンスな面白い文化があれば、ぜひ教えてください^^
阪大とか神戸大学って何か面白い文化あるんですかね?(笑)
自分の勝手なイメージ、結構無機質な感じがしていますが…。
今回はテレビでニュースになるような有名どころを紹介しているので、もしかしたら一部知っているかもしれませんが、具体的な中身までは知らないと思うので、ぜひ最後までご覧ください^^
本記事をきっかけに「京大おもれーw」と興味を持っていただければ嬉しいです!
立て看板大喜利
京大の変な文化の一つ目は、立て看板大喜利です。
京大の立て看板は、有名なので知っている人が多いかもしれません。
立て看板というのは、以下の画像のような、もはやなんでもありのデカイ看板のことです。
真面目にサークルや団体の宣伝をしているものもあれば、ひたすら大喜利しているもの、大学に抗議するもの、受験生を煽るものなど、本当になんでもありです。
数年前の自分が在学しているときに、京都府から京都の景観を損なうという理由で撤去せよという命令が下ったのですが、学生たちは立て看板を使いながらずっと抗い続けています。
この景観問題のせいで、以前よりは立て看板の数は減ってしまったのですが、自分が卒業するまでの間は、変わらず普通にあったので、今もあると思います。
今立て看板がどうなっているか知っている人がいたら、ぜひコメント欄で教えてください。
ここからは、面白い立て看板をいくつか紹介していきます。
ギャクセンがハイレベルで、見ていてなかなか面白いです。
これは立て看板の撤去が決まった時のものですが、この看板が一番撤去される気がしないですね。
物理の入試問題にミスがあった次の年の立て看板ですね。
問題の作成者を煽ってますね。
これは、試験中にヤフーの知恵袋を使ったカンニング事件が起きた翌年の看板ですね。
「異世界はスマートフォンとともに」というアニメがあるのですが、それのパロディですね。
カンニングはいけませんね。
受験当日の浪人生煽りですね。
すごい嫌そうな目で見てきますね…。
次からは、受験生煽り4連発いきます。
このトーンで言われると逆にしんどいですね(笑)
これは東進ハイスクールで数学を教えている長岡先生の口癖ですね。
林先生の「今でしょ」や、「数式は言葉です。計算じゃない」ほど有名じゃないですが、東進生なら知っていると思います。
自分も長岡先生の授業を受けていたので、この看板は知っている人には特に面白いですね(笑)
ちなみに「数式は言葉です。」は物理の苑田先生の名言なのですが、苑田先生の物理の授業は控えめ言ってえぐいです。
自分は苑田先生の授業を受けて、物理の偏差値が余裕で70を超えるようになりました。
苑田先生は、その風貌からかなりいじられますが、林先生に負けず劣らずやばい先生なので、受験生はぜひ受講してみください。
少し話が逸れましたが、受験生煽り看板まだまだいきます。
これはつい最近話題になった「100日後に死ぬワニ」のパロディですね。
もう浪人が確定してますね(笑)
自分が浪人することを知らないワニの物語も面白そうですね。
これも「100日後に死ぬワニ」のパロディですね。
完全に受験日ミスって浪人確定してますね(笑)
なかなかハイセンスです。
これは立て看板ではなく煽りオブジェクトですね。
京大では受験当日に「折田先生像」をはじめとする多くのオブジェクトが設置されます。
各サークルが勝手に置いているものですが、最近の中では、このきゅうべえが一番笑いました。
きゅうべえはアニメ「魔法少女まどかマギカ」に登場するキャラクターですが、「希望が絶望に変わる時のエネルギーを回収しにきた」そうです(笑)
ここまで紹介したきたもの以外にも、ギャクセンスが光る立て看板はもっと色々あるので、ぜひ興味があったら自分でも調べてみてください^^
この立て看板文化とオブジェクト文化は、本当に京大らしい、ふざけ倒した自由な発想が生かされる場なので、これからもなくならないでほしいですね。
卒業式のコスプレ
京大の変な文化の二つ目は、卒業式のコスプレです。
京大のコスプレがおそらく一番世間に認知されているんじゃないかなと思います。
大学の卒業式シーズンになると、毎回ニュースで取り上げられるので、皆さんも知っている人が多いと思います。
ただ、京大の卒業式で一点補足があるでのすが、卒業式でコスプレをしているのは、全体の1割もいないということです。
ニュースでは、コスプレしている集団ばかりを取り上げているので、あたかも大勢がコスプレしていて、会場全体がカオスな空間になっていると思っている人がいるかもしれませんが、全然そんなことはないです。
実際コスプレしているのは、3000人近く卒業生がいるうち、会場の最前列付近に座っている100人くらいです。
コスプレ集団はとにかく目立ちたいので、めちゃくちゃ早く会場入りして、毎年最前列を陣取ります。
ここから、京大卒業式の面白いコスプレをいくつか紹介してきたいと思います。
立て看板同様、ハイセンスなコスプレが多いので、しばしお楽しみください。
この画像をみても分かる通り、コスプレしている人って最前列の人だけだとわかりますよね。
というかこの人めっちゃ足きれいですね(笑)
こんなのはまだまだ序の口です。
これは自分の卒業式の時のものですね。
今でもはっきりドラえもん、ドラミちゃん、ひこにゃんがいたのを覚えています(笑)
卒業式では各学部生が1人ずつ代表して、卒業証書を受け取りに行くのですが、その時に毎回、角度的にカメラにこの4体が映り込むので、誰かが授与されるたびに爆笑が起こっていました(笑)
自分もさすがにあの映像はシュールすぎて笑いました(笑)
これはピクミンですね。
「引っこ抜かれて〜♪あなただけについて行く〜♪」がテーマソングのピクミンですが、こんなピクミンについてこられたら即通報ですよね。
これはポケモンのマダツボミですね。
マダツボミの実写版は不気味すぎますね(笑)。
シュールすぎて個人的にツボなので、もう一枚載せておきます。
マダツボミのチューチュートレインは破壊力がすごいですね(笑)
次からは卒業証書の授与に移ります。
どこの部族ですか?(笑)
卒業証書を渡す人は何も言わないのね。
このせんとくんはシュールを超えてホラーですね(笑)
なかなか体つきがいいです。
まさかの合法ロリw
これまじで卒業生ですか?笑
ちゃんと名札に「合法」と書いてありますね。
個人的に一番やばいのは、このETです(笑)。
地球人と宇宙人で、宇宙友好条約が締結されそうな雰囲気ですね。
卒業証書を渡す人、さすがにこれには笑ってますよね(笑)。
京大の卒業式は、日本の中でもかなりユニークだと思います。
今回紹介したものはほんの一部で、まだまだ他にも面白いコスプレがあるので、ぜひ検索してみてください^^
ちなみにコスプレ大会は、学部の卒業式だけで、大学院の卒業式は全員スーツを着て、いたって真面目に執り行われます。
熊野寮 vs 機動隊員
京大の変な文化の三つ目は、熊野寮 vs 機動隊員です。
これは京都大学の文化というより、京都大学生が多く所属する熊野寮の話です。
熊野寮は、京都大学に4つある寮の一つです。
熊野寮の運営形態は「自治寮」といって、京都大学ではなく、居住する学生たちが運営しています。
誰を入居させ、誰を退居させるかという入退寮選考権は学生にあります。
居住者の名簿を京都大学に開示することも拒否しているらしいです。
また、寮のルールは学生が決めます。
そのため「京大生の寮」ではありますが、あまり「京都大学の寮」という感じではないです。
この熊野寮についての話には、よく「中核派」という言葉が出てきます。
熊野寮には、中核派が出入りしたり居住したりします。
その関係で、中核派関係の家宅捜索で警察が寮に押しかけてくることがよくあるのですが、その度に熊野寮にいる中核派と機動隊員が激しくバトります。
自分もたまたま熊野寮の前を通り過ぎた時に、一度だけ見かけましたね。
これもニュースになることがあるので、知っている人は知っているかもしれません。
この機動隊と熊野寮の関係については、いい文化でもないし名物でもないですが、京都大学の特徴の一つなので、今回紹介しました。
熊野寮自体は、1ヶ月4800円くらいで住めるし、色々なイベントがあるし、個性的な人が多くていいところです。
ただ、熊野寮にいる中核派が問題なだけなので、そこは勘違いしないようにしてください。
熊野寮による時計台占拠
京大の変な文化の四つ目は、熊野寮による時計台占拠です。
この熊野寮による時計台占拠は、熊野寮の毎年のお祭り行事です。
熊野寮の学生が、時計台に梯子をかけて時計台をよじ登り、謎の演説をしたり、横断幕をかけて、完全占拠します。
「熊野寮D棟(旧称:時計台)」は面白いですね(笑)。
上記のような感じで、時計台が毎年ジャックされます。
この時計台占拠の時期が近づくと、大学側は熊野寮に対して「危ないから時計台に登るな」というメールを送るのですが、熊野寮側はそれをフリと捉えてしまうので、逆に大学側から後押しをもらったと認識しています。
京大は関西人が多いので仕方がないですね。
大学側は、時計台に登るなと言っていますが、時計台に登るという自由な企画や発想自体は否定しておらず、単純に命の危険があるから中止を促しているみたいです。
ちなみに、この時計台占拠が終わった後は、誰でも参加できる「時計台コンパ」が行われます。
この時計台占拠は、確かに若干危ないですが、京大らしいイベントだと思うので、けが人が出ない程度に続いて欲しいなとは個人的に思っています。
まとめ
ここまでで、京都大学のカオスな文化を4つ紹介してきました。
立て看板にしても卒業式にしても機動隊員との抗争にしても時計台占拠にしても、なかなか他の大学では体験できない面白さがあります。
京大の自由な学風は、割と何をやっても許してくれる大学の懐の深さと、学生のハイセンスなギャグセンで成り立っています。
この文化はこれからもずっと続くと思いますし、京大の大きな魅力なので、興味が湧いた方は、ぜひ京都大学に入学してみてください。
京都大学にしかできない経験は、間違いなく他の大学よりも多いです。
別に京大に入らなくても、大学の近くに住んでいるなら、ぜひ京都大学をのぞいてみてください。
きっと何か面白い催し物があるはずです。
- 立て看板大喜利
- (学部の)卒業式
- 熊野寮 vs 機動隊員
- 熊野寮による時計台占拠
今回の内容については以下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください^^
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