エンジニアに転職して辛かったこと3選
今回は自分がエンジニアに転職して辛かったことを3つを紹介していこうと思います。
どこの業種、どこの会社であろうとも、転職して新しい環境に飛び込むと、それなりに大変なことは多いです。
仕事内容も人間関係も社内システムやルールも文化も全てが変わるわけですから。
自分の経験上、転職してからだいたい3ヶ月くらい経って、ようやくその会社に通勤する日常に慣れてくる感じがします。
特に大手企業からベンチャー企業だったり、日系企業から外資系の企業のように、カルチャーや規模にギャップがあるような転職を行うと、慣れるまでの時間はかなりかかると思います。
自分の場合も、従業員が2万人くらいいるドコモから、従業員数が60人くらいのベンチャー企業に転職したので、慣れるまでの3ヶ月くらいかかりましたね。
特に、普通の平社員からエンジニアという専門職に転身したので、会社規模という観点以外にも、職種の観点でもかなりギャップがあったので、慣れるまでに時間がかかりました。
この職種によるギャップという観点でいうと、エンジニアは特にクセが強い職業なので、他の職業よりも色々と慣れるまでに苦労すると思います。
エンジニアという職業ならではの入社後の苦労があるので、今日は実際に自分が経験した苦労を3つ紹介していきたいと思います。
これから話すことは、自分の会社で経験したことですが、エンジニアならほぼ全員に当てはまることです。
これから転職しようと思っている人は、ぜひ最後までご覧ください^^
エンジニアに転職して辛かったこと3選
①:事前に必要な知識をインプットすることを疎かにしてしまったこと
エンジニアに転職して辛かったことの1つ目は、事前に必要な知識をインプットせずに入社してしまったことです。
これは、先日出した「未経験者がエンジニアに転職する前に絶対に勉強しておくべきこと」という動画でも話しましたが、入社後に必要な知識を全くインプットせずに転職してしまう人がかなりいます。
何を隠そう、自分がまさにそんな状態で転職してしまいました。
正直、転職活動を完了させるだけなら、HTML、CSS、JavaScript、RubyかPHPを理解しておけば、ポートフォリオサイトは作れるので、あとは面接でちゃんと受け答えができれば内定はもらえます。
ただ、これだけの知識では入社後の業務にかなりの支障をきたします。
最低限、基本情報技術者試験の問題がわかるレベルのIT知識、Git、Linux、Docker、SQLは理解しておいてください。
そして、理解しておくだけでなく、実際に自分で触ってみて扱えるようになっておいてください。
フロントエンドエンジニアとして入社するなら、ひとまずSQLは勉強しなくてもいいですが、その代わりにJavaScriptのフレームワークであるVue.jsかReactのどちらかはある程度勉強しておいたほうがいいです。
その会社で全くそのフレームワークを使っていないというなら別にひとまず勉強しなくてもいいですが、だいたいのサービスは使っていると思います。
入社が決まったら、自分のポートフォリオサイトをVue.jsやReactを使ってSPAにしてみるなどの練習をしてみるといいと思います。
SPAというのは、Single Page Applicationの略で、単一のWebページでページ遷移をしなくてもコンテンツを切り替えられるWebアプリのことです。
SPAに関しては、特にフロントエンドエンジニアの人は必須知識なので、知らない人はあとで絶対に調べるようにしてください。
もし知らないのに調べなかったら、あとで無惨様から呼び出しを食らうと思ってください。
自分の場合は、これまで言ってきたことは、なんとなく理解していて、なんとなく使えるレベルしかない状態で、入社したのでかなり苦労することになりました。
入社してからいきなり「公開鍵送っておいて」とか「Dockerで立ち上げて」とかって言われましたからね。
公開鍵もDockerももちろん聞いたことはありましたが、なんせこれまで一人で簡単な個人開発をしていただけだったので、公開鍵もDockerもまともに使わずに入社していたわけです。
さらにいうと、自分の場合プルリクエストも知らなかったですからね。
これはなかなかひどいもんですよね。
一人で開発していると、もしかしたらGitHubのプルリクエストと縁がないまま入社してしまう可能性は十分にあります。
GitHubなんてコミットしてプッシュするくらいしか使っていなかったですからね。
ブランチを切るみたいな作業も、自分の場合していなかったですから、GitとGitHubの扱いも超レベルが低い状態で入社してしまいました。
これらは扱えて当たり前なので、必ず入社前に使い慣れておくようにして、入社後に無駄な負担が増えるのを回避しましょう。
過去の動画でも言いましたが、まずは必要最低限の知識だけをインプットしてポートフォリオを作ってしまって、転職活動を終わらせる。
そして、入社までの時間で、ITの基本知識、Git、Linuxを勉強して、サーバーサイドエンジニアならSQL、フロントエンドエンジニアならJavascriptのフレームワークやSPAの知識は絶対に理解しておきましょう。
入社後の負担を減らすために、これらは本当に大事なことなので、今後の動画でも何回も言っていくと思います。
②:Brilliant Jerkが複数人いたこと
エンジニアに転職して辛かったことの2つ目は、Brilliant Jerkが複数人いたことです。
Brilliant Jerkというのは一言で言うと、「エンジニアとしては優秀だけど性格がめちゃくちゃ悪い人」のことですね。
専門職の世界は、経験年数が多いほど優秀になるので、未経験の人との差がかなり生まれることになります。
特にエンジニアという職業は専門職の中でも高度な専門職に分類されるので、経験を重ねた人と未経験の人の差が大きくなります。
しかも、エンジニアはSlerではなく、Web系の企業の場合、社内でも発言がかなり強い傾向にあるので、優秀なエンジニアほど傲慢になりやすい土壌があります。
会社からすると、優秀なエンジニアは会社に引き止めておきたいので、傲慢かつわがままなエンジニアを許容するので、さらに調子に乗りやすくなります。
優秀なエンジニアの中でもスキルは一流だし、さらに性格もいいというガンジーも見習って欲しいくらいの人格者の人もいますが、残念ながらそうではないパターンの人もたくさんいることは事実です。
実際に、自分がいた会社にも自分が観測できるだけでも二人いて、いちいち絡みがうざかったなんてこともありました。
自分が言うのもなんですが、人間的に何か大事なものが完全に欠落したような人でしたね。
転職した会社の開発チームにこのような人がいても不思議ではないし、一人いるくらいの覚悟は持っておいた方がいいかもしれません。
もしかしたら、運よく全員いい人だったというパターンももちろん普通にあるので、それを願うしかありませんね。
転職活動の段階では、どうしても人間関係までは把握することができないので、そこはチームメンバーガチャで当たりを引くしかないです。
リセマラなしの一発勝負です。
もし、このようなBrilliant Jerkがいたとしても、被害を最小限に食い止める方法が一つだけあります。
それは、ちゃんと入社前に勉強をして業務に出来るだけスムーズについていけるようにすることです。
Brilliant Jerkは、スキルがなくて仕事が遅い未経験者に強く当たるわけなので、ちゃんと勉強して、できるだけ早い段階で、開発面で仕事に貢献できる状態にすることです。
Brilliant Jerkを退治するにはそれしかないです。
ある程度、スキルがついてきて仕事ができるようになってきたら、初期段階ではBrilliant Jerkだった人も、普通にいい人に変わります。
自分が遭遇したBrilliant Jerkの場合も、入社した当初と3ヶ月後では、完全に別人になりましたからね。
どの仕事にも言えることですが、スキルを身につけて結果を出して、相手に認めさせるに尽きます。
③:飲み会が多めだったこと
エンジニアに転職して辛かったことの3つ目は、飲み会が多めだったことです。
これは完全に会社のカルチャー依存ですが、ベンチャー企業のような子規模な会社ほど飲み会は多い傾向にあると思います。
大手企業の場合は、人事異動の時期や入社、退社のような節目の時期にしか飲み会はないことが多いですからね。
有志で飲み会が開かれるということは、少なくともドコモの場合はほとんどなかったですね。
まあ、自分は絶対に飲み会に参加しないキャラを確立していたので、もしかしたら、自分が誘われてないだけかもしれないですけどね(笑)
自分がいたベンチャー企業の場合は、別に節目でもないのに月に1回は飲み会があったし、オンライン飲み会を含めると月に3回くらいはあった気がします。
一番辛いのは、入社したての若手の場合は、かなり飲み会を断りづらいということです。
エンジニアとしてペーペーの一年目が、毎回飲み会に参加しないなんてことは相当勇気がないとできないです。
さすがの自分も仕事に支障をきたしたくなかったので、渋々全部参加しましたが、なかなかきつかったです。
100歩譲って仲のいい友達と飲みに行くのはめちゃくちゃ楽しいですが、新人というかなり弱い立場で飲み会に参加すると、ほとんど発言権なんてないし、3時間くらい愛想笑いするだけで時間を消費することになります。
無駄な時間を過ごしたくない人にとっては、これはかなり苦痛の時間です。
自称トークがうまいと思っている人たちが、話がとにかく途切れないように、つまらない話で繋いだり、振ったりしているのをずっと聞いていないといけないですからね。
まだTKO木下のYouTubeを見ている方がましだと思えるような時間を過ごすことになります。
大手企業の場合でも若手は断りにくい雰囲気がありますが、ひよっこエンジニアとしてベンチャー企業に転職すると、さらに立場は弱いので、ほぼ断れない空気になります。
会社によってそんなことないというところまあるかもしれませんが、傾向としてそのような会社が多いことは知っておきましょう。
まとめ
ここまでで、エンジニアに転職して辛かったことを自分の経験談から3つ紹介していきました。
- ろくに勉強せずに入社してしまってキャッチアップが余計に大変になったこと
- Brilliant Jerkの絡みがうざかったこと
- 飲み会の頻度が多い上に、ほぼ断れない状況にあること
の3つです。
一つ目に関しては、事前に勉強すれば、特に問題は発生しませんが、もしサボってしまうと苦労することはわかっておきましょう。
二つ目のBrilliant Jerkについても、もしそのような人がいた場合は、ずっと嫌な奴というわけではなくて、しっかり勉強してスムーズに開発業務を進めることができればいい人になるので、あまり気にせずとにかくキャッチアップすることに専念しましょう。
三つ目については、会社のカルチャーやチームメンバーの雰囲気に依存するので、どの会社でも同じではないですが、このような状況になる可能性があることは念のために覚悟しておいた方がいいです。
ただ、2年目とかになるとエンジニアとしてはかなり立派になってきて、気分的に行きたくないみたいなことも言えるようになるので、初めの一年だけの我慢ですね。
今回紹介した3つは、どれもちゃんとスキルを身につけて、会社貢献できるようになれば、解消されるものばかりなので、早い人なら半年、遅くても1年には全て解消されます。
そもそも会社によっては、Brilliant Jerk問題と飲み会問題は発生すらしないこともあるので、それほど心配する必要はないです。
本記事が、これからエンジニアに転職しようと思っている人の役に立てば嬉しいです^^
- 勉強せずに入社してしまって苦労したこと
- Brilliant Jerkがいたこと
- 飲み会が多めだったこと
本記事の内容は、YouTubeでも解説しているので、動画の方も是非ご覧ください^^
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