結論
- 周りがやっているからという漠然とした理由で大学受験の勉強を始める
- 大学入学後、周りと一緒になって将来に何の役にも立たないサークルやアルバイトだけして4年間を終える
- 周りがやっているからという漠然とした理由でリクルートスーツを身にまとい世間体のいい企業を目指して就職活動を始める
周りに流されて集団行動をしているうちは一生貧乏人です
多くの人は事あるごとに、単独行動ではなく集団行動することを好みます。
99%の人間が右に行けば、自分も右に行き、左に行けば自分も左に行くといった具合です。
今回紹介する、人生の中で最も大きなイベントである「受験」や「大学時代の過ごし方」「就職活動」「結婚」を含め、日々の小さな出来事においても全てに言えることです。
例えば、激混みする正月にわざわざ帰省したり、意味のない忘年会や新年会に参加したりなどです。
なぜ多くの人が周りに流されるまま集団行動をするかというと、「考えるという作業を放棄して、自分の人生に本気で向き合っていないから」です。
「考える」という行為は誰にでもできることではありません。
それは難しくもあり、面倒なことでもあるため多くの人は避けたがるのです。
そのため、思考停止して「とりあえず周りについていこう」という考えに至ります。
当然ですが、考えることを放棄して思考停止している人間と、自分の人生をより良いものにするために日々試行錯誤している人間とでは、将来に得られる「可処分時間」と「可処分所得」に天地の差が生じます。
国税庁の調査では、年収1,500万円以上の所得がある人は世の中の約2%ほどであり、これらの人は(一部の投資銀行やコンサルティングファームの方を除けば)ほとんどが投資家やフリーランスまたは起業家です。
彼らは、世間の常識という枠に一切囚われずに生きることができる思考やマインドを持っているため、ただのサラリーマンには理解できないほどの大きな可処分時間と可処分所得を持っています。
ただのサラリーマンとして、安月給で人の会社で何十年も雇われ続ける人生を脱出するためには、自分が今いかに常識や古い慣習に囚われて、周りと同じ行動をしているのかを理解する必要があります。
本記事では、特に人生の中でインパクトが大きいであろうイベントついて、いかに多くの人が「常識という鎖にがんじがらめにされながら周りの人間と集団行動をしているか」と「そのリスク」を説明していきます。
周りに流されて何となく受験勉強をする
多くの人が周りに流されて集団行動する代表例の一つは「受験勉強」です。
皆さんの中で、高校生の時に「そもそも自分は受験をして大学に行くべきなのか」という疑問を考えたことがある人はどのくらいいるでしょうか。
周りの友人が当たり前のように大学に進学することを選択し、当たり前のように高校三年生になったら受験勉強を始める。
あれほど常識と固定観念まみれの空間は他にはなかなか例がなく、この「大学に進学するべき」「受験勉強を頑張るべき」という当たり前に蔓延した考え方から脱出するのはかなり難しいです。
それは、高校生自身がまだ若く人生経験がないのはもちろん、その両親世代も強くそのような常識に囚われているためです。
もしこれから受験する人や子供が身近にいるのなら、彼らの「将来ありたい姿」や「夢」に耳を傾けて、そのゴールから逆算した最適な道筋を示してあげください。
そのゴールのために本当に大学にいく必要があるのかどうかについて真剣に考えさせる、または一緒に考えてあげてください。
大学に進学するための時間的、金銭的、身体的コストは非常に大きいものです。
周りがしているからといって、何となく流されるのは厳禁です。
人それぞれ生き方は違い、目指すものも違います。
それなのに99%の人が集団行動をしているという矛盾に気づかせてあげる必要があります。
高校生の親はあてにはなりません。
本記事を読んだあなただけが、高校生を正しく導いてあげることができるのです。
上記に関して、より詳細にまとめた記事は以下となります。
周りに流されて何となくサークルやアルバイトだけして大学時代を過ごす
大学時代を振り返ってみると(または今大学生の方は周りを見渡してみると)、多くの人が当たり前のように、居酒屋やコンビニ店員などの意味のないバイトに時間を費やしたり、サークルに明け暮れて勉強しないのがデフォルトのような状態になっています。
多くの人は、日本の大学とは「人生の夏休み」という言葉が蔓延しているように、「会社に入る前の最後の自由時間」という間違った認識をしています。
これは、冷静になって考えてみれば恐ろしい考え方です。
なぜなら、「人生の夏休み」や「会社に入る前の最後の自由時間」という言葉の前提には、「社会人になってからは会社に働き続けるため自由時間がない」という考え方があるからです。
そう、多くの人は社会人になったら1日の大半は労働奴隷として会社に仕え、引退するまで自由がないのが当たり前だと思い込んでいます。
これこそが昭和、平成と過去何百年の歴史によって私たちの頭に埋め込まれた勝手な固定観念です。
この固定概念があるからこそ、大学生は「最後の自由時間を楽しまなければ!」と勘違いし、4年間と何百万円という時間とお金をドブに捨てることになるのです。
本記事を読んだら、上記の固定概念は捨てて、以下の考え方にアップデートしてください。
それは「正しい方向性で努力をして労働奴隷から脱出すれば、社会人になった方がはるかに自由時間がある」ということです。
大学生は、講義が毎日あり時間と場所を束縛される上に、定期的に試験がやってきて単位取得のために興味のない分野の勉強などもせざるを得ません。
そして何よりも、大学生は時間は比較的あっても、可処分所得がほとんどないため、行動範囲がかなり制限されてしまいます。
一方で、時間と場所に囚われない働き方を追求したり、または不労所得を作るなどをしている社会人は、大学生なんかよりも比べ物にならないくらい可処分所得と可処分時間を持っています。
「社会人は会社で働かなければいけないから遊ぶ時間はない」という考え方は、間違い以外の何でもないのです。
本章で言いたい結論は、「大学の4年間は、社会人になってから時間と場所に囚われない働き方や不労所得を実現できる準備をして、社会人になってからの70年間を楽しみましょう」ということです。
「大学時代の4年間は自由だけど40年間社畜」と「大学時代の4年間を頑張って社会人になってからの40年間は自由」
どちらを選択するべきかは、説明するまでもありません。
周りに流されて何となく世間体のいい会社を目指して就職活動をする
多くの人は、親や友人からの評価を気にして、世間体が良い大企業を目指して一斉に就職活動を始めます。
自分もかつては、このような呪縛に囚われていた人間の一人であり、大企業と言われる会社に何となく就職してしまいました。
就職活動というものははたから見ていると異常な光景で、全員が同じリクルートスーツを身にまとい、嘘だらけの面接対策をしたり、退屈でしかない会社説明会にせっせと足を運んだりします。
過去の自分を含め彼らは、何のスキルも得られない業務しかできない会社に入社するために貴重な時間を使って必死に頑張っているのです。
具体的なキャリアプランを持っていて、その会社に入る明確な理由があれば別に構わないですが、大半の人の大企業を目指す理由はただの世間体です。
もし、周りの大勢の人間と同じように世間体を気にして流されているだけであるのなら、「就職する会社の規模が大きいほど勝ち組だ、人生うまくいく」といった固定観念を捨ててください。
そして、自分の「将来ありたい姿」「夢」を今一度見つめ直して、どの会社に入るのが最も手段として適切であるのかという軸で選んでください。
その手段を考え抜いた結果、会社に就職しないという選択になるかもしれません。
自分のゴールから逆算し、考え抜いた結果であるのなら、自信を持ってどんな選択肢でも気にする必要はありません。
そのような考え方を経て、進路先を選んだ人こそ”本当の勝ち組”なのです。
決して、人の目を気にしない。
決して、流されない。
まとめ
今回は、大学受験や大学時代の過ごし方、就職活動などの人生に大きな影響を与えるイベントに焦点を当てて、「常識に囚われない」「周りに流されて集団行動しない」ことの重要性を説明してきました。
冒頭にも述べましたが、世の中の98%は可処分時間、可処分所得貧乏人です。
つまり、周りの人間と同じ行動をすると98%の可能性で自分も貧乏人になるということです。
そのため、この「常識に囚われない」「周りに流されて集団行動しない」という考え方は、上記の大きなイベントだけではなく、日常の小さな出来事全てに適用するべきです。
例えば、
- 満員電車に乗る
- 正月に帰省する
- 飲み会に参加する
- 会社前後に勉強する
- セミナーに参加する
- ブログを書く
- YouTubeを投稿する
など、98%の人々がしないことをするのです。
それだけで98%の貧乏人世界から縁を切ることができます。
「集団行動しない」「周りと逆の行動をする」
本記事のメッセージは凝縮すると、この二つだけです。
それでは最後にもう一度、結論をまとめておきます。
- 周りがやっているからという漠然とした理由で大学受験の勉強を始める
- 大学入学後、周りと一緒になって将来に何の役にも立たないサークルやアルバイトだけして4年間を終える
- 周りがやっているからという漠然とした理由でリクルートスーツを身にまとい世間体のいい企業を目指して就職活動を始める
今回の内容については以下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください^^
https://www.youtube.com/watch?v=WLxZCGsj2NY