京大に学歴ロンダするとどうなる??
今回は、京大と京大院の合わせて6年間を京大で過ごした経験から、大学院から京大に学歴ロンダするとどうなるのかという話をしていきます。
大学受験に失敗したから、大学院で学歴ロンダをしようと考える人って結構多いと思います。
運よく大学受験に成功して、東大や京大に入学することができればいいですけど、全員が全員、そううまくはいかないです。
自分の場合も、一緒に京大を目指していた友達が何人も落ちて、自分だけ受かってしまいました。
京大の理学部にあと一点というところで落ちた友達もいますからね。
たった、一点の差で落ちるなんて悔やんでも悔やみきれませんよね。。
第一志望に落ちてしまった人は、学歴なんて気にせずにキャンパスライフをエンジョイできる人と、軽度の学歴コンプを患って、虎視眈々と学歴ロンダを狙う人の二種類に分かれると思います。
自分の経験上、大学でリア充になってしまえば、学歴なんて気にすることもないと思いますが、リア充になれない組は、割と学歴コンプに陥りがちですよね。
やはり、キャンパスライフというのは交友関係か学歴か少なくともどちらかが満たされないと、病みがちです。
中には、リア充だけれども学歴ロンダするという人もいますけどね。
あくまで大局的な傾向の話です。
今回は、学歴ロンダをしようと決めた人に対して一言二言言っておきたくて、本記事をまとめました。
具体的には、学歴ロンダに対する個人的な意見と、特に京大院に進学した場合はどうなるのかという二点をまとめます。
これから学歴ロンダしようと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
学歴ロンダに対する個人的な意見
まずは学歴ロンダに対する個人的な意見をまとめていきます。
結論から言うと、条件付きで学歴ロンダには賛成派です。
へぼい大学から京大や東大のような学歴にアップデートすることは、人生においてそれなりに意味があります。
まずは、自己肯定感が高くなることです。
へぼい大学で終わるよりも、京大や東大のような最終学歴があると、自分自身に対して謎の自信が湧いてくるはずです。
自分のように、学部時代からずっと京大にいる人にとっては京大院だろうが、東大院に進学しようが、何も感じないですが、へぼい大学からロンダした人は生まれ変わったように顔つきが変わります。
自分の友達の中に、滋賀県立大学から京大院に進学した人とか、明治大学から東大院進学した人がいますが、明らかに以前よりも自信に満ちていて、生き生きとするようになりました(笑)。
さらに、就職活動にもプラスに働くことは大きいです。
就職活動は、学部が重視されるのか、最終学歴が重視されるのかは、会社によってまちまち評価基準はまちまちだと思いますが、当たり前ですけど、学歴ロンダはプラスになることはあっても、マイナスになることはありません。
学歴がそれほど重視されないような企業、業界であっても、最終学歴が輝いているだけで、間違いなく第一印象は良くなります。
自分の場合は、学歴がほとんど関係ないエンジニアに転職しましたが、かなり狭き門だった会社に採用されています。
自分の学歴がへぼかったら、絶対に内定をもらえていた自信が無いので、これは明らかに学歴効果がありましたね。
学歴が評価されなくても、面接官だって人間なわけですから、はじめに好印象を持ってもらえるだけで、かなり面接を有利に進めることができます。
心理学でいう、初頭効果というやつです。
初めの印象で、そのあとの全ての印象の大部分が決まってしまいます。
これは就職活動だけでなく、自分のキャリアが露出するあらゆるシーンで同じことが起こります。
例えば、大勢の前で講演をするときに、はじめにスライドに自己紹介ページがくると思いますが、そこで最終学歴が東大や京大になっているだけで、「おっ」となって、その人に対する印象が良くなって聴く気になりますよね。
学歴ロンダして学歴をアップデートすると、「自己肯定感が高くなる」「就職活動を始めとする、学歴が露出するあらゆる場面で印象が良くなる」という2つの理由から、自分は学歴ロンダには賛成です。
ロンダする大学院は、可能であればもちろん東大や京大が一番いいです。
他の旧帝大でも悪くはないですが、やはり東大や京大と比べると、パンチが弱い感じはします。
ただ、本質的には自己肯定感が高くなって、なおかつ学歴がいい印象につながれば、どこの大学院でもいいです。
北海道を主な活動拠点にするなら、むしろ北海道大学の方が効果的かもしれないし、九州を活動拠点にするなら九州大学、中国地方を活動拠点にするなら、広島大学でも十分です。
各々の条件と照らし合わせながら、コストパフォーマンスを考慮して、大学院の進学先を選ぶようにしてください。
ただ、大学院に進学するためには、数百万円という大金と2年間という時間を投資する必要があります。
そのため、このリソースを無駄にしないために、大学院に進学したらゴールではなく、必ずやっておくべきことがあります。
それが「条件付き」と書いた条件のことです。
それに関しては、以下の記事にまとめてあるので、そちらをご覧ください^^
京大院にロンダするとどうなる?
次は、大学院の中でも特に京大院に進学した場合は、どうなるのかという話をしていきます。
やはり、京大には他の大学から学歴ロンダしてくる人は多くいます。
自分の研究室にも1人いました。
工学研究科は割と少なめですが、他の総合人間学部などの文系の研究科は、理系よりは学歴ロンダの割合が多くなります。
京大のような高い学歴のところにロンダした人の運命は大きく分けると二つあります。
まず一つ目は、これが一番多い気がしますが、京大生に気後れして、自分になかなか自信を持てず、軽い自暴自棄状態になることです。
特に工学研究科のような理系の場合は、学部から京大生の人と、そうじゃない人では、かなり研究能力とかもともとの地頭に差があったりします。
そのため、他の同期や先輩が優秀すぎて、「自分なんて…。」と自信を失う人が多い印象です。
自分の研究室の先輩にも一人、上智大学から京大にロンダしてきた人がいたのですが、京大出身の他の同期が優秀すぎて、自虐キャラみたいになってました。
このような人は、自分に自信がなくなって、勉強や研究が手につかなくなって、さらに自信がなくなるという負のループに陥っていきます。
当然、優秀な他の同期を呼び捨てにすることができず、同期にも関わらず「○○君」と呼ぶのは、結構あるあるだと思います。
とはいっても、あくまでそのような傾向があるというだけで、中には学部時代から京大だった人と同じくらい成果を残す人もいますので、過剰に心配しなくても大丈夫です。
多少、大学院時代がしんどくても、卒業して肩書きさえ手に入れてしまえば勝ちなんですから。
理系の場合は、この自信喪失パターンが一番多いですが、文系の場合、研究内容も、他の学生のレベルもめちゃくちゃ高いということも少ないので、学歴ロンダ組も割と楽しくキャンパスライフを過ごしている印象があります。
総合人間学部にロンダした友達が二人いますが、二人とも特に悩みはなさそうな感じでした。
この傾向は、東大と京大で似ていると思いますが、東大の内部事情はわからないので、詳しい人がぜひぜひ教えてください^^
学歴ロンダ組への扱いに関しては、先生も学生も、学歴ロンダだからといって対応が悪くなるなんてことはないです。
少なくとも、自分の研究室もそうだったし、友達からも悪い話は聞いたことがありません。
ただ、学歴ロンダかそうじゃないか関係なく、ちゃんと研究しなかったり、真面目に研究室のMTGや本読み輪講に参加しない場合は、当然目線が冷たくなってきます。
まあ、これは当たり前ですよね。
そのため、真面目に過ごしていれば、学歴ロンダだからといって、何か理不尽なことがあるということはほとんどないので、大丈夫です。
それについても、研究室訪問などで、自分が入りたいと思っている研究室の先輩方に、学歴ロンダ周りについて聞いておくのがベストです。
まとめ
ここまでで、学歴ロンダに対する個人的な意見と、京大院に進学した場合はどういう感じになるのかという2点についてまとめてきました。
学歴ロンダは、自己肯定感が高くなるし、就職活動などあらゆる場面で多くの人にいい印象を与えることができるので、自分は賛成派です。
ただ、大学院に進学した際は、入学をゴールにするのではなく、大きなリソースを投資している分、やることはやってくださいということですね。
そして、進学先として特に京大院を選んだ場合はどうなるのかというと、理系の場合は、自虐キャラになる人が多くて、文系の場合は特に問題なくキャンパスライフを送っている印象です。
とはいっても、あくまで自分の観測範囲の話で、サンプル数は5人くらいなので、絶対にそうなるということではありません。
身近に学歴ロンダをした先輩がいるのなら、その人に内情を聞くのが一番ですね。
本記事が学歴ロンダを考えている人の役に立てば嬉しいです^^
今回の内容については以下の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください^^
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